このページでは私がうつ病を発症してから、テストステロン値の低下、LOH症候群(加齢性性腺機能低下症候群)の治療までの経緯をお話させていただきます。
鬱病発症時からの膀胱部分の違和感
私はうつ病を発症した際に、異様な膀胱部分の違和感を感じていました。そもそも私は以前のコラムでもお話させていただきましたが、サラリーマンではなくフリーランスだったので会社の人間関係のストレスなどは一切ありませんでしたし、経済的な不安や他の何らかのストレスが溜まる要因は全くありませんでした。
にも関わらずうつ病を発症したわけですが、その当初から先ほど申し上げた膀胱部分の違和感、正確に言うと膀胱の辺りが極めて弱まっている感覚をずっと持っていました。
この感覚は実際に経験された方でないと分からない感覚だと思います。その感覚がずっとあったので、私は心療内科に通いながら、精神的なストレスで引き起こされた鬱病ではなく、本当の原因は違うところにあるはずだ…。
ずっと思っていました。
LOH症候群(加齢性性腺機能低下症候群)
そういう違和感を抱えながら、心療内科の医師にそのことを伝えても、当然専門分野外のようでスルーされたので、自分自身で色々調べた結果、LOH症候群(加齢性性腺機能低下症候群)ではないかと思い泌尿器科で血液検査をしてもらい、自分のテストステロン値を知ることとなったのです。
女性の更年期障害は閉経などの関係でよく聞かれますが、男性にも更年期障害があり、LOH症候群(加齢性性腺機能低下症候群)と呼ばれています。
女性にもあるテストステロン
そもそもテストステロンとは男性ホルモンのことですが、このテストステロンは女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌しています。女性のテストステロンの分泌量は男性の5%~10%と言われています。
このテストステロンは骨や筋肉の強化、血液を作る働き、動脈硬化やメタボの予防、認知機能などに役立つことが知られており、加齢やストレスによって男性ホルモンであるテストステロン値が低下することで、うつ病を引き起こします。
そしてうつ病を発症すると、更にテストステロン値を低下させてしまい、うつ病と男性ホルモンの低下はED(勃起不全)の症状にも波及していきます。
泌尿器科での血液検査の結果は?
もうかなり前の話になるので、正確な数値は忘れてしまいましたが、私のその時のテストステロン値は8.3くらいだったと思います。(当時40代)
医師が言うにはやや少ないかな…ということで、本来は10.0以上あるとのことでした。
もし皆さんもテストステロン値を知りたいという場合は泌尿器科で血液検査をしてもらえば判明すると思いますが、病院によって、どういった項目を調べてくれるかは異なります。
ですから、血液検査をしてもらったは良いが、肝心のテストステロン値を調べてくれなかったということになりかねないので、事前にご確認された上で検査された方が良いと思います。
またテストステロン値の減少が進むと高血圧や内蔵脂肪の増加(メタボ)などの体の変化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高めるようで、加齢と共にテストステロン値は減少するようですが、かなり個人差があるらしく60代でも70代でもテストステロン値が高く、性欲が旺盛な方もいると言っていました。
そして医師からやや少ないテストステロン値だと告げられた私は、この膀胱部分の違和感や弱り切った症状を改善するべく治療へと進めていきました。その治療については下記ページに掲載しております。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!