岐阜市は清流長良川が流れ、周囲には緑豊かな金華山がそびえています。そして何といっても有名な観光地といえば金華山山頂に位置し、岩山の上にそびえる岐阜城です。難攻不落の城として知られ『美濃を制すものは天下を制す』と言われるほどでした。そんな魅力溢れる岐阜市に金運招来のスポットがあり、多くの参拝者が訪れています。ここでは金神社の御朱印帳や待ち時間、金の御朱印についても触れたいと思います。
由緒
金神社(こがねじんじゃ)は、古来より殖産興業、財宝主宰、金運招福のご神徳として深く信仰されてきました。西暦135年頃より神社として設立され、数度に渡り社殿の造替が行われてきています。地元では「金さん(こがねさん)」の愛称で親しまれています。
御祭神
御祭神は渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)主祭神として祀られています。また、日葉酢姫命(ひはすひめのみこと)、五十瓊敷入彦命(いおきいりひこのみこと)、市隼雄命(いちはやおのみこと)も祀っていて全部で4柱祀られており、この4柱の総称を金大神(こがねのおおかみ)と呼んでいます。
ご利益
金神社ご利益は、金運・財運と言われています。お金にまつわるご利益で知られるため、商売繁盛を願って訪れる方も多いです。
プレミアムフライデー
プレミアムフライデーとは、月末の金曜に早帰りと個人消費喚起を促すことを目的として、2017年に日本国政府と経済界が提唱したキャンペーンで、民間の企業も様々なセールやイベントを企画してきました。
実はそんなプレミアムフライデーがこの金神社でも行われています。神社でプレミアムフライデー?!と感じるかもしれませんが、「プレミアム金(こがね)デー」ということで、毎月最終金曜日にだけ、金色の御朱印を授与を始めてニュースでも一躍話題となりました。
普段は「金神社」と黒色で書かれる社名が1日限定で金色に書かれます。金に輝く社名が存在感も抜群でとても美しいです。
この金の御朱印はプレミアムフライデーが始まった2017年5月から始まり、その人気は現在の御朱印ブームの火付け役的存在であるとも言えます。
御朱印を集めている方たちの間では知らない人はいないと言ってもいいほど有名で、「SNS映え」としてニュースで取り上げられると、金の御朱印を求めて訪れる方が瞬く間に増え、5000人近くが並ぶこともあるそうです。
金神社(岐阜)の御朱印帳や待ち時間
金神社(岐阜)で頒布されている限定御朱印帳になります。二種類あり初穂料(値段)は1,500円と3,000円、どちらも金色で見るからに金運アップするという感じの御朱印帳ですね。いただける御朱印については、後ほどご紹介させていただきます。
また御朱印の待ち時間ですが前述しましたようにプレミアムフライデー限定の御朱印があり、この日の待ち時間は本当に凄まじいです。段々と金の御朱印の認知度が高まるにつれて、待ち時間は5時間、6時間となる場合も珍しくありませんのでプレミアムフライデーの御朱印の拝受の際は早朝から並ばれることが望ましいです。
受付時間
金神社の御朱印を頂ける時間は9時~17時です。プレミアムフライデー限定御朱印をいただく場合は早い方はAM7時前にから並んでいる方もいらっしゃいます。本来は御朱印の受付は9時からですがプレミアムフライデーの日は対応を早めている場合が多いようです。
またプレミアムフライデー以外の通常日は経験上、行列になることはあまりないので待ち時間を考えなくても大丈夫かなと思います。
プレミアム金デーの日は事前に並んでいた方に17時を過ぎても御朱印の対応をして下さいますがハッキリと何時まで対応していただけるというのは決まっていません。
通常時でも拝受される御朱印
こちらはプレミアムフライデーの御朱印ではありません。通常時でも拝受される御朱印です。初穂料(値段)は500円です。やはり金色の御朱印は映えますね。
初穂料(値段)300円の御朱印
こちらが最も一般的な御朱印になります。初穂料(値段)300円です。
金祥稲荷神社の御朱印
こちらは金神社の境内である金祥稲荷神社の御朱印になります。こちらも初穂料(値段)300円です。金祥とは財宝(お金)を生み給うて、その御恵をお与え下さることを祥ぶ(よろこぶ)という意味です。
月に一度のプレミアム金デーの御朱印
こちらが月に一度のプレミアム金デーに拝受の御朱印になります。
鳥居
金色の一際目を引く美しい鳥居が特徴です。1987年に高さ8m、幅8mの特殊鋼製の大鳥居が建設されました。しかし、徐々に錆が目立ってくるようになってしまった為、2015年に塗り替え工事を行って、当時の茶色の鳥居から現在の金色へと生まれ変わったということになります。
京都の金運神社である御金神社の鳥居も同じ色ですね。
狛犬
境内には狛犬もいます。凛々しい顔をしながらも、どこかスラリとしたような印象を受けますね。反対側には口の開いた狛犬もいます。
社号標
鳥居の横には、「黄金神社」と大きな社号標も出ています。鳥居と一緒に写真に収めると素敵な記念となりそうですね。
手水舎
朱色の手水舎が目を引く鮮やかさです。大きくて立派ですね。
おもかる石
金神社には「おもかる石」も置かれています。写真にもあるように、石の前でまず願い事を唱え、その後に「おもかる石」を持ち上げます。自分が思っていたよりも重いと感じたら、願い事の成就は難しいけれど、予想よりも持ち上げた石が軽いと感じたら願い事が叶うかもしれないという試し石と言われています。
商売繁盛や金運アップを願う方たちが代わる代わる持ち上げている様子も見られます。
錦織圭や大谷翔平など柄杓
金神社で注目を集めているのは御朱印だけではありません。手水舎に置かれている柄杓なんです。様々な企業や著名な方からの奉納が行われているようです。写真には、藤井壮聡太さんの名前も映っていますね!
他にも大谷翔平さん、錦織圭さんの奉納の柄杓もあるそうですよ。訪れた際は柄杓を色々と眺めてみると思わぬ著名な方の奉納品を見つけられるかもしれません。
拝殿
こちらの拝殿は金神社のものですね。「金祥稲荷神社」の拝殿ともよく似ています。拝殿は1617年に加納城主が本殿、拝殿、瑞垣、鳥居等をまとめて寄贈しています。
しかし、昭和20年の岐阜市空襲により烏有に帰してしまいます。その後も復興と老朽化を重ね、昭和63年に大造営をして現在に至っているのです。
金高椅神社
「金高椅神社」も末社として境内に建立されています。こちらは、調理・料理の技術の向上と商売繁盛の御利益があると言われているんです。珍しいですよね。
御祭神は、磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)です。食を司る神様「鯉の明神さま」として、古来より祀られています。本社は栃木県小山なのですが、金神社にも鎮座しているんですよ。
猿田彦神社
境内には「猿田彦神社」も末社としてあります。「猿田彦神社」は開運や方位除けの御利益があるとして知られています。こちらも一緒にお詣りをして、金運と開運を願ってみてはいかがでしょうか。また猿田彦神社といえば三重県の猿田彦神社を思い浮かべる方も多いかもしれません。
下記ページでは三重県の猿田彦神社の御朱印など境内の詳しいご案内をしております。
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>パワースポット
金神社の境内には「さざれ石」もあります。日本の国家である「君が代」にも出てくるあの「さざれ石」です。元々は小さな石ですが、長い年月をかけて大きな岩の固まりへと変化していくものです。「さざれ石」は金神社以外にも全国にあり、中には天然記念物として定められているものまであります。
しかし、いずれにしても珍しいものであることに変わりはなく、パワースポットとして神社に訪れる方たちを見守ってくれています。
旅人の木(カフェ)
金神社のすぐ近くに「旅人の木」というカフェがあります。カウンター6席、2人掛けテーブル×4の14席が店内に用意されています。ランチメニューはなく、飲み物とスイーツが中心です。中でもロールケーキやプリンが有名で、「本日のおやつ」として日替わりで用意されているようです。
参拝をして休憩がしたくなったら、ふらりと立ち寄ってスイーツを堪能するのもいいですね。気になった方は是非寄ってみてくださいね。
名称 |
金神社 |
住所 |
岐阜県岐阜市金町5-3-4 金神社会館 B1F |
営業時間 |
11:00~19:00(L.O.18:30) |
定休日 |
水曜日、第2・第4木曜日 |
アクセス
金神社名鉄岐阜駅から距離が700mほどで、徒歩約9分で着きます。下記のグーグルマップは名鉄岐阜駅から金神社までのルートです。
名称 |
金神社 |
住所 |
岐阜市金町5-3 |
受付時間 |
9時~17時 |
お問い合わせ |
058-262-1316 |
駐車場
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金運神社
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参拝日記
昨年年末に初詣特集をテレビで見かけて気になっていた金神社にお参りできました。1月も下旬に入る頃でしたが、なかなかの混雑ぶりで人の往来が多くいい雰囲気でした。神社に近づいてまず目に入るのが黄金の鳥居です。写真などでは知っていましたが、実際目の前で見ると迫力があります。何やらめでたくてありがたい感じが沸き上がってきます。神社の規模はそれほど大きくなくそれほど歩きまわらなくても一周できました。
御朱印帳も陳列はされていないのですが、チラシの写真で見ると黄金の布張りで眩しかったです。次購入する時はこれだ、ひそかに決意。しっかり神様にお参りしたので今年の財運はアップするといいなと思いつつ神社を後にしました。この後、柳ケ瀬ブルースで有名なアーケード街をふらついてみましたが、意外と賑わっていて楽しかったです。