どんな資格
ビジネスシーンの中で実践に必要な英語でのコミュニケーション能力を測定する能力評価試験で読み、聞き取り、書き、話すといった4つの言語技能を評価し認定します。BULATSの結果は世界的に多くの企業や政府に認知されており、海外のエアバス社やEU諸国の政府、ロシア政府、香港政府など、日本では日立など公的に認められています。
受験資格
特に制限はありませんので誰でも受験可能です。
試験日
ご自身のご都合に合わせて自由に設定できます。
試験の種類(ペーパー版)
BULATS(ブラッツ)の受験方法はペーパー版とオンライン版があります。ペーパー版は試験資材を取り寄せて、団体ごとに自由な会場で行うテストタイプで①コンピューターテスト、②スタンダードテスト、③スピーキングテスト、④ライティングテストの4種類があります。
試験の種類(オンライン版)
オンライン版はいつでもどこでも実施可能でインターネットを利用したオンライン版のテストタイプ、①リーディング&リスニングテスト、②スピーキングテスト、③ライティングテストの3種類があります。
ペーパー版テスト内容
- ≪コンピューターテスト≫
- テスト形式:PCで行うComputer Adaptive Test(受験者の能力に合わせて出題レベルが変化。正解すれば、より難度の高い問題が不正解なら、より易しい問題が出題)
- 所要時間:受験者の能力が確定するまで。通常60分程度(最大75分)
- 試験内容:ListeningおよびReading and Language Knowledge
- 評価:スコア表示(0~100)とレベル(CEFRレベルとALTEレベル)(※1)
- ≪スタンダードテスト≫
- テスト形式:ペーパーテスト、4/3肢択一式(一部語句の入力式)
- 所要時間:約110分
- 試験内容:ListeningおよびReading and Language Knowledge
- 評価:スコア表示(0~100)とレベル(CEFRレベルとALTEレベル)(※1)
- ≪スピーキングテスト≫
- テスト形式:対面式(ネイティブ又は同等レベルの面接官)
- 所要時間:約15分
- 試験内容:Part1インタビュー、Part2プレゼンテーション、Part3ロールプレイ・ディスカッション
- 評価:レベル表示/CEFRレベル(6段階)とALTE(15段階)レベルの併記(※1)/分野別評価/5つの評価分野それぞれに、A(高)からF(低)の評価が記載 /コメント/総合レベルや評価分野別のコメント(能力分析・学習アドバイス)が記載
- ≪ライティングテスト≫
- テスト形式:記述式
- 所要時間:45分
- 試験内容:Part1ビジネスレター・メモ書きの作成、Part2報告書・企画書の作成
- 評価:レベル表示/CEFRレベル(6段階)とALTE(15段階)レベルの併記(※1)/分野別評価/5つの評価分野それぞれに、A(高)からF(低)の評価が記載 /コメント/総合レベルや評価分野別のコメント(能力分析・学習アドバイス)が記載
※1.CEFRは欧州評議会のプロジェクトの一つとして作成された、ヨーロッパ各国における外国語教育の向上を目的としたガイドラインです。ALTEは英語やその他ヨーロッパ諸言語の能力認定を行う様々な語学試験を実施している組織で、言語テストの分野において世界的に有名な数多くの団体が加盟しています。
出題内容
- ≪オフィス、一般ビジネス≫
・約束(会議)のアレンジ・承諾を出す(受ける)
・指示を出す(受ける)・意見を求める(述べる)
・賛成(不賛成)・要望表明・討論・推薦
・決断の正当性の説明など
- ≪顧客の接待・同僚や顧客との関係≫
・趣味や余暇の話題・接待を受ける(断る)
・感謝表明・謝罪表明
- ≪売買≫
・値段交渉・納品交渉・申し入れ・合意
- ≪製品、サービス≫
・製品やサービスに関する情報を求める(提供する)
・比較する・意見や意向を述べる
・苦情処理
- ≪成果、業績≫
・業務成果の説明・傾向・変動
- ≪旅行≫
・調査・予約・要求・苦情
- ≪健康≫
健康/職場の安全・余暇の過ごし方
- ≪その他≫
一般的な話題(食べ物、飲み物、教育、研修、買い物、価格、時事問題、天気など)
受験料
- コンピューターテスト:2,900円
- スタンダードテスト:2,900円
- スピーキングテスト:6,900円
- ライティングテスト:3,900円
TOEFLとTOEICとの比較
BULATS(ブラッツ) はヨーロッパを中心に世界に普及しているビジネス英語能力テストです。日本ではTOEICは少し時代遅れ感が出ています。理由はTOEICは海外で通用する高度な英語力が測れない、またTOEICで高いスコアを叩き出してもコミュニケーションができない方が多いのです。
そしてこのBULATSは本物のビジネス英語が付くということで受講者も増加しており、企業側も注目しています。ある企業では海外の駐在員になる為にBULATSを基準に規定のスコアを必須としました。ちなみに大手商社も次々BULATSを採用しています。またBULATSはヨーロッパ統一英語基準で判定するので日本国内での英語レベル評価ではなく、他国の人達とも同じ基準で英語力を測る事ができます。
お問い合わせ
- BULATS(ブラッツ) に関してのお問い合わせは下記へお願い致します。
公益財団法人 日本英語検定協会 BULATS事務局
〒162-8055 東京都新宿区横寺町55
TEL:03-3266-6366
FAX:03-3266-6145
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