どんな資格
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは、マイクロソフト社のOffice製品の中のアプリケーションソフトの利用能力を評価認定する資格です。合格すれば世界で通用する認定書が付与されますし、企業を問わず活かせる知識や技術が身に付きます。また世界的に行われているグローバルな資格試験で世界共通の「合格認定証」や「デジタル認定証」により、日本以外の国でもOffice製品の操作スキルを証明できます。
受験資格
どなたでも受験可能です。(小学生以下は、試験当日に保護者の同意が必要)
試験日
全国一斉試験;毎月1回~2回
随時試験:試験実施会場設定の任意の日
試験地
試験会場として設定したパソコンスクールや教育機関など。
試験内容
Officeのアプリケーションを使い、どれだけ要求された作業を確実に行えるかを判定する。すべてパソコンを使つた実技試験で結果は試験終了後に画面上ですぐに確認できます。
≪試験科目は以下の5科目で1科目ことに受験します。≫
①Word ②Excel ③PowerPoint ④Access ⑤Outook
■ 試験時間:各科目50分
①Word ②Excelには一般レベル(スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)の2種類のレベルがあります。
≪一般レベル≫
基本的な機能を効率よく利用し、―般的なビジネス文書やスプレッドシートを作成し、その変更・印刷などの作業ができる。
≪上級レベル≫
基本的な機能を十分理解したうえで、用途や目的に応じて環境設定。データの有効活用など高度な機能を駆使した作業ができる。
※【マイクロソフトオフィススペシャリストマスター】
Microsoft Officeの同一バージョンの所定科目の合格者に贈られる称号。
Office製品の複数のアプリケーションを使いこなせる総合的なスキルが証明できる
合格点は何点?
科目ごとの合格点は公開していませんが1000点満点で550点~850点の範囲が目安となります(科目によってはこの範囲に当てはまらないものもあります)。合格点は試験問題の更新などにより変動することがあります。
合格率・難易度
合格率はマイクロソフト側の方針により公開しておりませんが、日々業務でOfiice商品を駆使して使用されている方、パソコン教教室で所定の講座を修了された方のほとんどが合格をされている事から合格率は高いものと推測できます。またパソコン教室の多くは自身の学校の合格率を公表しておりますが、おおむね90%以上です。
MOSの累計受験者数は370万人を超えています。(2016年3月現在)
独学の勉強方法
MOSの特徴は答えそのものと言うよりもその過程や手順が合否の対象になるので、その手順を覚える必要があります。その手順を覚える為にはやはり参考書・テキストを一冊~数冊購入し、まずはしっかり通読されることです。そして繰り返し読んでいると共通した法則が分かってきますのでそこまでいけば全く難しくありません。
ちなみにMOSの公式サイトが推奨している参考書、問題集をご紹介させていただきます。
Wordの参考書や問題集
- よくわかるマスター MOS Word 対策テキスト&問題集 改訂版(出版社:FOM出版)
- MOS攻略問題集 Word [第2版](出版社:日経BP社)
- マイクロソフトオフィス教科書 MOS Word テキスト&問題集(出版社:翔泳社)
Excelの参考書や問題集
- よくわかるマスターMOS Excel 対策テキスト& 問題集 改訂版(出版社:FOM出版)
- MOS攻略問題集 Excel [第2版] (出版社:日経BP社)
- マイクロソフトオフィス教科書 MOS Excel テキスト&問題集(出版社:翔泳社)
PowerPointの参考書や問題集
- よくわかるマスター MOS PowerPoint 対策テキスト&問題集 改訂版(出版社:FOM出版)
- MOS攻略問題集 PowerPoint[第2版] (出版社:日経BP社)
Accessの参考書や問題集
- よくわかるマスター MOS Access 対策テキスト&問題集 改訂版(出版社:FOM出版)
- MOS攻略問題集 Access [第2版](出版社:日経BP社)
独学の勉強時間
合格までの勉強時間はどれくらい必要なのか?もちろん個人差がありますが、全く知識がない方でも一日1時間を一ヶ月ほど行って合格されている方が多いようです。
[micsp]
パソコンスクール
パソコンスクールに通ってMOSの合格を目指すという方法もあります。受講料は学校によって異なりますが1コマ1,500円という風に一回の授業でいくらと料金設定しているところもあれば1科目2万円という風に設定しているスクールなど様々です。
取得のメリット
業種や職種を問わず、パソコンを使用している企業でなら全般で活かせる資格です。事務職を希望する人にとっては有利になる資格ですし、採用条件になることもありますので最低でもWordとExcelは取得しておくと良いでしょう。派遣会社へ登録する際には、資格取得をしていないことが不利になる場合もあります。給与のベースアップが期待できないだけでなく、派遣先が決まらない結果を生むこともあります。また、さらなる上を目指してMOSマスターを取得することでインストラクターとして活躍することもできます。簿記検定や販売士、ビジネス実務法務検定などを合わせて取得することで実務能力での評価がさらに高まります。
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