このページではうつ病になった際に食欲がない、食欲不振の原因や改善していく方法について実体験を元にお話させていただきます。
急性期は食欲がない悩みを抱えていた
私自身、うつ病を患って重度症状にまで悪化させてしまいましたが、急性期、つまりうつ病と診断された当初は、食欲がほとんどありませんでした。食べなければ元気出ない、生きていく上で栄養は重要と分かっていても、なかなか喉を通らない日々が続いていました。
症状の軽い重いで変わってくると思いますが、重度の方は大体食欲がないという過程を通っているのではないかと思います。ではそんな食欲不振の時はどのように乗り切ればいいのか?
胃が弱っている可能性も
私が食欲不振の時に行っていたのは、まず消化の良いものを食べる、逆に言うと消化の悪いものは食べないということです。おかゆを食べたり、当然肉類は避けるというか、気分が悪いので受け付けないですし、あとはお豆腐、果物、お味噌汁に野菜など具だくさんにしたり…。
とにかく少しでも何かを摂取した方がいいです。やはり炭水化物、タンパク質、脂質などが体から失われていくと段々と気力も下がってくるし、辛さも増しますから、柔らかいものなど食べられるだけ食べてください。
空腹時に抗うつ薬を飲んでもいいの?
食欲がない時には空腹時間が長くなりますが、こういう空腹時に抗うつ薬などお薬を飲んでも問題ないのでしょうか?これは主治医に聞いたことがありますが、服用しても問題ないとのことでしたし、むしろきちんと定められた用法でお薬を飲んでくださいと言われてました。
ですから仮に夕食後にお薬を服用するよう処方されていたのなら、しっかり飲むことです。夕食を摂っていない場合はおみそ汁でもいいですし、何らかの飲料を飲んでもいいので、何かお腹に入れてから飲んでください。
おすすめの食物は?
ここまで述べた以外に、食欲がない時に空腹を避ける方法はないのか?私が飲んでいたのは下記のウイダーinゼリーです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、これはゼリー状になっているもので、エネルギーを手軽に補給できる優れた製品で、「エネルギー補給タイプ」「栄養バランスが悪い時などにマルチビタミン」「カロリーを摂らずにビタミン摂取するマルチビタミン」「不足しがちなミネラルを配合しているマルチミネラル」など複数の種類が販売されています。
私自身、このウイダーinゼリーを飲んで、当時はかなり助けられました。やはり治療にはお薬の服用は欠かせませんが、食事も治療の内だと思っていたので、なるべく栄養素を摂取することで、どうにか毎日を耐えていた感じでした。
吐き気や胃のムカつき
単に食欲がないという症状以外に、吐き気が止まらない、胃がムカついて仕方ないなど他の症状が酷い場合は内科の受診をされた方が良いかもしれません。私自身、吐き気や胃のムカつきが酷い場合は抗うつ薬ではどうにもならないので、内科で診てもらいました。そうすると急性胃炎と診断されて、吐き気の症状を緩和してもらえるお薬を処方してもらいました。
もちろん胃腸のお薬と抗うつ薬は併用しても問題はありません。うつ病は他の疾患や病と併発してしまうと面倒な事になるので、症状が酷い時はなかなか外に出るのも難しい状況かと思いますので、無理に病院に行く必要はないと思いますが、もし胃の症状が酷くて、診察に行けるのでしたらお早目に受診されることをおすすめします。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!