看護師になるには？≪最短ルートや学費・年収や給料≫

1 どんな仕事
- - 1.0.1 准看護師と看護師の違いは？
2 主婦が取得している准看護師
3 仕事の範囲や給料の違いは？
4 キャリアアップ方法
5 高卒から准看護師になる方法
6 看護師になる為に必要な学歴や大学
7 看護師になる為の一般的なルートは？
8 看護専門学校
9 中卒や社会人からの最短ルートは？
10 正看護師の最速は？
11 看護系大学・短期大学
12 仕事内容
13 平均年収や給料・収入や将来性
14 やりがいやメリットは？
15 医療や治療関係
16 医師の種類
17 公務員
18 人気職業

どんな仕事

看護師の仕事といってもどういった職場に就職するか、あるいは配属されるかで仕事内容も異なりますが主な仕事としては医師の診療補助や患者、その家族のケアを行うのが仕事です。

また看護師は大きく分けて、看護師と准看護師の2種類がありますが、この違いですが看護師は厚生労働省の国家資格になり、准看護師は都道府県知事免許になります。ただ准看護師免許は、取得した都道府県だけに通用するものではなく、仮に東京都で免許を発行されても大阪で勤務ということも可能です。

准看護師と看護師の違いは？

まず資格の種類は先ほど述べましたように下記の違いがあります。

正看護師→ 国家資格
准看護師→ 公的資格

主婦が取得している准看護師

准看護師と看護師の割合ですが准看護士の多くは40代で30代以下の割合が非常に低いです。つまりどういう事かと言いますと子育てを終えた方など30代〜40代の主婦の皆さんが取得をされているのが准看護師というわけです。もちろん准看護師は全てが主婦の方とは限りませんが。

仕事の範囲や給料の違いは？

正看護師と准看護師の仕事範囲の違いですが特にありません。正看護師が行う事ができる医療行為は准看護師も可能です。

給料の違いですが公益社団法人日本看護協会の2012年の調査によると月収で約6万円ほどの差です。もちろん勤務先や地域によって差は異なりますが給与面に関しては明確に差があります。

結局のところ、准看護師と看護師の差は給与面になるわけですが、給料面が良いということは先々で正看護師は看護師長、班長など部門の長になるわけで、そんな責任ある立場になりたくないという方もいらっしゃるでしょう。ですから給料の面だけで良い悪いの評価は難しいです。

一般的にお仕事の範囲は変わらないけれど正看護師が准看護師にお仕事の指示を出すことがほとんどですので、こういった関係や給料面を考えて正看護師と准看護師をお考え下さい。また、まずは准看護師からスタートをして正看護師にキャリアップすることも可能です。

キャリアアップ方法

准看護師から看護師になる為には、まず①をクリアしている前提で②の国家試験に合格しなければなりません。

①准看護師として3年以上の従事実績
②看護師学校で2年課程を修了し国家試験に合格で正看護師の免許を取得することが可能です。

また看護師を志すに際して専門学校卒と大卒の違いはあるのか？については下記をご参照下さいませ。
看護師の専門学校と大学の違いはある？

高卒から准看護師になる方法

准看護師になるためには、中学校OR高校卒業後に准看護師養成学校、または高校の衛生看護科で学んだ後に各都道府県で実施される准看護師試験に合格し、知事の免許を受けると晴れて准看護師となれます。また准看護師から看護師になる事もできます。

看護師になる為に必要な学歴や大学

准看護師ではない正看護師になるには看護師国家試験に合格する必要がありますが、国家試験の受験資格を得るためには下の図のようにいろいろなコースが用意されています。大別すると高校卒業後に大学・短期大学・看護師養成所などで3年間（大学は4年間）の教育を受けるコースと、准看護師の資格を取得してから2年間の教育を受けるコース、及び高等学校の看護に関する学科において入学時から5年間の教育を受けるコースです。

この中で高等学校の看護に関する学科での教育は、最も早く看護師の資格が取得できるため、高等学校進学時に将来の目標がはっきり定まっている人には最適のコースといえます。

※画像引用：文部科学省

看護師になる為の一般的なルートは？

看護師になる為のルートで多いパターンが高校を卒業後に「看護専門学校」「看護大学」「看護短期大学」のいずれかに入学して看護について学ぶルートが一般的です。

看護専門学校

看護専門学校は3年間で看護の基礎分野から統合分野、実習を行い学んでいきます。学費はどの程度必要かというと地域や学校によって異なりますが入学金は10万円～30万円、学費は授業料、実習費込みで50万円～120万円ほど。かなりの開きがありますが入学金の高いところは授業料が安い傾向にあり、入学金が高い学校は授業料が安い傾向にあります。

中卒や社会人からの最短ルートは？

中卒や社会人から看護師になる方法ですが、これは中卒であっても社会人でも同じです。前述しましたように看護師は「正看護師」「准看護師」の二つがあり、最短で看護師の資格を得ようと思うと准看護学校に2年間通えば資格取得ができます。

つまり中卒の場合は17歳から働くことができますし、社会人の場合は今から二年学校に行けば准看護師になれるということです。

正看護師の最速は？

正看護師の場合は、高校を卒業し、看護短期大学か看護専門学校に3年通うのが最短ルートとなりますので最速で21歳から働く事が可能です。

看護系大学・短期大学

看護師を学ぶ為に看護系大学、あるいは短期大学に進学をされるケースも増えています。年数は通常は4年で短期大学は3年となっています。学費は私立、国公立で異なりますが私立の場合の入学金は30万円～50万円、学費は実習費込みで年間150万円～200万円が一般的です。あくまで一年間の学費ですから学費だけで4年となると600万円～800万円となります。

国立大学の場合は一律に決められており入学金は282,000円、学費は年間で535,800円となっています。なお今後入学金、学費は変更となる場合があります。県立や市立大学の場合は地域によって異なりますが、おおむね国立大学と同じです。

仕事内容

看護師の仕事ですが勤務する職場によって細かな仕事内容は異なりますが一般には、医師の診察や治療の補助をしたり、病気や怪我の患者のケアを行うことですが、時には患者の家族までもサポートすることが必要になる場合があります。具合的な仕事内容は、バイタルサイン(血圧、脈、体温、呼吸など)測定、注射･点滴などの治療の補助、食事･排泄･入浴の介助で、勤務帯の終わりには、次の担当看護師のために、自身が担当した患者の記録をつけて、情報共有しています。時には、ベッドメイキングのような身の回りのお世話をすることもあります。

勤務形態は様々で、例えば病院に就職すると、外来勤務、病棟勤務、手術室勤務などの場所によって勤務時間が変わってきます。各科に固定されるのではなく、一定の期間でまた別の科へ配属になることもあります。また近年では、看護師の専門性が求められ、認定看護師などの資格も増えてきました。看護師の資格を取得した後、保健師となる人も増えています。

平均年収や給料・収入や将来性

看護師の平均給料や年収ですが実際の求人を元に情報を掲載致します。なお以下すべての求人は東京都内のものを掲載しております。また休日はすべて4週8休制です。

訪問看護サービス提供会社

月収30.8万円～、※時間外賃金は給与に含まれています。

中規模病院

募集内容：病棟・外来・手術室・夜勤専従
月収35万円～

有料老人ホーム

月収27.5万円～

大規模病院

募集内容：病棟・手術室・ＩＣＵ
月収35万円～、教育制度充実

また看護師とならんで人気の職業といえば薬剤師です。薬剤師、また動物看護師についての詳しい内容は下記をご参照下さいませ。

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やりがいやメリットは？

現代では、女性も社会に出て仕事をすることは珍しくなく、女性の社会進出を応援する声も多くなってきています。社会に出て働くときに、何を1番の目的として働くのかが重要になってくると思いますが、働くならやりがいがあり、需要があり、できれば少しでもお給料も高い方がいいと考えている方も、少なくないのではないでしょうか？働く時に、資格を持っているか持っていないかは、先に述べた事柄を大きく左右することがあります。

准看護師の資格を取るには、最低でも2年間かかりますが、看護学校に通いながら、看護助手（無資格でも可）として働くことができ、賃金も発生します。そして何より、1番近くで看護業務を見たり、補助に入ったりできるので、資格取得のための知識や技術が身につきやすくなります。

また、看護師は需要があります。多くの求人が出ており、看護師を必要としている場所はたくさんあるので、せっかく取得した資格が無駄になる可能性は低いのです。また、たくさんの場所で看護師を必要としていると書きましたが、看護師として働ける場所は病院だけではありません。

看護師と聞くと夜勤があり不規則な生活になってしまう、体力がないと務まらないなどというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。確かに救命医療の最前線で働こうと思うと体力もいりますが、病院以外の職場（高齢者施設や訪問看護など）でも活躍されている看護師の方はたくさんおられます。

看護師になってからでも、日勤のみや医療行為の少ない職場など、自分のライフスタイルにあった働き方を選択できるのです。

そして、看護師になるために身につけた知識は、日常生活でも役に立つことがあります。ちょっとした怪我や病気に対する対応、受診の際に適切な診療科にかかることができ医師からの説明も理解しやすいこと、もし家族に介護が必要になった場合も正しい技術提供ができ、被介護者だけでなく介護者の安全も守ることができることなどです。

責任のある仕事であり、判断を委ねられることもありますが、その分やりがいがあり収入も決して低くはありません。女性が活躍できる職種ですので、看護師国家資格の取得はおすすめできます。

医療や治療関係

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Manabi