このページでは、うつ病の時の思い込み、考え過ぎについて述べたいと思います。
それがうつ病
まず、私自身もうつ病を患い、地獄の底までハマり込んで、もがき苦しみました。その経験から言えることですが、うつ病は「思い込み」「考え過ぎ」が当たり前。そうなるのがうつ病ですといった感じです。
期待と不安、希望と絶望、プラスとマイナス…、そもそも明るい未来や希望だけの思考だったり、バランス取れた良好な思考ができていれば、うつ病になっていないかもしれません。辛い、苦しい、耐えられない…。うつ病を発症する原因も様々あるので、全てのうつ病が性格や考え方によって引き起こされたものではありませんが、やはりストレスが溜まる環境下、どんどん不安や不満が溜まる状況があったからこそ発病したケースも少なくないと思います。
うつ症状が酷い時の思い込みや考え過ぎ
うつ症状が酷くなって場合の思い込みや考え過ぎは、今振り返ってもお見事!と言いたくなるほどネガティブ一色、マイナス思考の塊、一筋の光などもなく、真っ暗、どん底、生き地獄…。正にそんな状態でした。
思い込みとか考え過ぎって、その時は自分で考え過ぎてるなんて思わないんですよね。自分で自分を観察して、うつ症状が酷い時に考え過ぎているとか、なかなか客観視できるものではありませんし、それこそ何もかもどうでも良くなるとというか、一刻も早くこの状態をどうにかして欲しいくらいしか思えないですよね。
その性格やマイナス思考が災いしたの?
鬱病になって、現在、自宅でゴロゴロ寝ている方も少なくないと思います。しっかし安静にすべき時は休んでくださいね。ところでうつ病になりやすい性格というのが研究結果などから一般的に○○なタイプとして、いくつか挙げられています。
知識としてどういうタイプがうつ病になりやすい性格と言われているのか?それは下記コラムをご覧いただければ結構ですが、それを読んで、ますます鬱病の深い闇に入っていってしまう懸念があるなら、ご覧ならない方がいいと思います。
うつ病と性格≪メランコリー親和型とディスチミア親和型≫
私ももちろんそれなりに長く生きていたので、多くの方に出会い、多くの方とコミュニケーションを取ってきましたが、やはり人それぞれ性格の特徴があって、底抜けに明るい性格の方、すごく真面目、不器用、実直、道徳心のない方、バランスの取れている方、自己陶酔してるのかなと思えるくらいの自信家、対人関係が苦手な方、ストレスを溜め込みやすい方など性格の特徴をあげれば、まだまだ列記できそうですが、この辺りで留めておきます。
何を言いたいかというと、うつ病の発症原因として精神的ストレスや性格が起因しているものもありますが、私が言いたいのは『もう少し自分を甘やかしてあげて下さい』『もう少し自分を許してあげて下さい』『もう少し力を抜かせてあげて下さい』ということです。
これは精神的ストレスからうつ病になった方のご家族に向けてもそうですし、うつ病を患ってらっしゃるご本人にもそう言いたいです。そして仮に自分がストレスを溜め込みやすい性格、うつ病になりやすい性格と身近な人から言われたり、何らかの診断で該当したり、当てはまったとしても気にする必要はありません。
自己否定や厳しすぎは他人をも許せない
鬱病は交通事故のようなものだと私は思っています。上記コラムにも記載したと思いますが、うつ病になりやすい性格に該当する人って、結構身近にいらっしゃいませんか?
その人はうつ病になっていますか?発病してしまった方がいるかもしれませんが、発症していない方もいますよね?つまり確かに性格的な影響はあると思います。しかし性格が全てではないということです。
たまたま勤めた企業の人間関係が合わなかった、会社の風土が合わなかったなど環境的な不運なども合わさって発病したのだと思います。ですからあくまで性格は発症原因の一つに過ぎないと思います。
これをお伝えしている理由は、もっと力を抜いて生きてみる、もっと自分を認めて、社会を信じて、周りに手伝ってもらいながら生きてみる、自分ができない事があっても自分を非難しない、時にはできないのは仕方ない、無理もないと開き直ってみる。
そういう新しい思考習慣であったり、気づき、悟りのようなものを身に着けていくことは極めて重要かと思います。何が原因で鬱病を発症させてしまったか?その原因によって抗うつ薬の効き具合も変わってきますが、やはり薬だけでなく新しい自分、脱皮した自分になることで、今後も変わってくると思います。
脱皮した方が良いと言ったからといって現状の自分を否定してはいけません。自らを回復させたり、成長させる為に、自己を否定して頑張るタイプと自己を肯定した上で頑張るタイプがあります。
性格的なものが起因して起こるうつ病の場合は、自己に厳し過ぎたりする傾向にありますから、もっと力を抜いて生きてる方を参考にして、緊張と緩和を上手に取り入れて下さいね。
また自分を許せない人は他人にも厳しい、他人をも許せない傾向になりがちです。一度色々なものをリセットできる貴重な時間かもしれませんので、素晴らしい自分を再構築していって下さい!
皆様の一日でも早いご回復を願っております!