なかなかうつ病になると外出する気が失せてしまうことがありますが、回復期になると逆に自宅でいつまでも籠っていても飽きがきますよね。ここではそんな方にうつ病に効く?温泉療法についてお話させていただきます。
うつ病に効く効果や効能は?
温泉は含まれている化学成分や、温度、液性(pH)、色、匂い、味、肌触りなど様々な特徴があり10種類に分類されていますが、ここでは適応症がうつ病に関するものをご紹介させていただきます。(参考元:一般社団法人 日本温泉協会(https://www.spa.or.jp/onsen/501/)
- 単純温泉
特徴:肌への刺激が少ないのが特徴
泉質別適応症:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
場所例:『下呂温泉(岐阜県)』『鹿教湯温泉(長野県)』
- 塩化物泉
特徴:ナトリウムー塩化物泉、カルシウムー塩化物泉、マグネシウム―塩化物泉などに分類されます。日本では比較的多い泉質
泉質別適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
場所例:『熱海温泉(静岡県)』『片山津温泉(石川県)』
- 硫酸塩泉
特徴:陽イオンの主成分により、ナトリウムー硫酸塩泉、カルシウムー硫酸塩泉、マグネシウムー硫酸塩泉などに分類されます
泉質別適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
場所例:『法師温泉(群馬県)』『天城湯ケ島温泉(静岡県)』
- 二酸化炭素泉
特徴:入浴すると全身に炭酸の泡が付着して爽快感があるのが特徴
泉質別適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
場所例:『長湯温泉(大分県)』『肘折温泉郷の黄金温泉(山形県)』
二酸化炭素泉はうつ病の改善に効果的と言われている自律神経不安定症の効能があるとのことなので掲載しております。
温泉成分による効果や気分転換
私自身は、うつ病の時に上記に掲載した温泉に行ったわけではないので、実際の効果などは分かりかねます。ただ漠然と皆さんも何らかの効果がありそうな気はするといった感じではないでしょうか?
うつ病が起こる原因というのは本当に様々です。以前のコラムで書きましたが私はフリーランスだったので精神的なストレスはほぼなかったにも関わらず、うつ病を発症しました。その後自分自身で調べて身体な他の疾患が原因だったわけですが、こういう温泉に行ってどれほどの効果があるかも個人差がかなりあるように思います。
鬱病の根本的な治療か?
例えば整体に行ったり、鍼灸も私はうつ病の時に行きました。行ったときはすごく緊張感が取れて心地良いですが、それが根本的な治療になったわけではなく、また時間が経過すると元の状態になってしまっていました。
ですから鍼灸も確かに個人的に自律神経をリラックスさせてくれる効果はあるものだと実感はしましたが、でもうつ病の根本的な治療法にはならないかなと思いました。もちろん一回ではなく複数通いましたが。
ただ人にとっては私より軽度の方で鍼灸によって完治したと書かれていたブログを読んだこともあります。だからこそ私も通ったわけですが、私の場合は重度だったので『症状の重さ』>『効果の強さ』なっていたので、その時だけ効果を感じるという結果だったのだと思います。
温泉療法という言葉はありますが、どういう目的で温泉を利用されるか?活用されるか?は人それぞれですが、私の場合はうつ病を治すためなら何でもするという決意を持って、片っ端から色々手を出しましたが、結局、抗うつ薬をしばらくの期間、服用し続ける、休養する。結局これが完治への最短距離だったように思います。
もちろん発症原因もここで異なりますので私とは違うプロセスで完治していくケースも多々あるとは思いますが、しっかりご自分の状態とすべきこと、すべきでないことを分けてお考えになって下さい。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!