生きていくためにはお金が必要ですから、当然うつ病になるとお金の面で焦りが出てくるのは当たり前です。あなたが決して焦りやすい性格だからというわけではありません。
私自身もいつ抜け出せるか不安でした
私自身もうつ病になり、この先どうなるのだろうかという不安、このまま一生このまま苦しみ続けるのだろうかという絶望感、生きていても仕方がない、楽しみ、喜びがないなら早く死にたい…。
それくらい追い込まれてしまい、結果的に精神科に入院をするまでに至りました。
焦っている人に焦っても仕方がありませんと言っても、それこそ仕方ありません。どうしても焦るんですからね。
ですから焦るなら焦ればいいと思うんです。案外徹底的に焦ってやろうと思うと逆にそんなに焦らなくて済んだりする場合もありますよね。つまり努力逆転の法則です。
例えばこの箱を開けてはいけませんと言われれば余計に開けたくなったり、○○でなければいけない、○○ではダメ、○○をしなければならない…。こういう規則、秩序を課す考え方は、うつ病になりやすいとのデータもあるようで、よく言われますが、うつ病は真面目な方、几帳面な方がなりやすいと言われていますので、焦るなら焦る自分を受け入れてあげること。
これはダメ!あれはダメ!どうしてそんなことするの!という考え方は自分を更に傷めつけているのです。自分をいじめているのです。この事にまず気づきましょう。何をしてもいいんだよ。サボっても全然OKなんです。
どうしてもうつ病の場合は精神疾患なので、ゴロゴロ寝ていると罪悪感に苛まれたりすることがありますが、もしあなたがガンに侵されて入院していたら、外に出て動こうとは思わないですし、そんなことを医師が許すわけがありません。
うつ病も立派な病気で、うつ病の症状が酷い時は病人であり、症状が軽くなってきているにも関わらず、家でゴロゴロしてもいてもいいんです
精神科で入院をしていた時も看護師さんに言われましたが、私自身も本当に毎日こんなにゴロゴロしていてもいいのかな…と思っていましたが、それは皆さんが必ず通る過程ですと言われて少し安心したのを覚えています。
それでも焦りが消えない方へ
どうしても焦りが消えない…という方は、まず焦りの原因は何かを特定することです。仕事をしていないことが焦りの原因であるならば、職探しいいでしょうし、一時的に現在の職場で休職をしているだけなら、その職業のスキルに関することを調べるなども有効でしょう。
またサボっている、前進していない、成長していないなど自分が後退している、退化しているように感じるなら、その前進や成長をもたらすことをすれば良いと思います。例えば老後のこと、障害について調べてみる、預金や運用、投資などを勉強してみる、福祉やボランティアに関心を寄せてみる、趣味を探す、人生の楽しみ方を勉強する…。
こういった知識欲がある方はどんどん吸収できるチャンスと捉えて有意義な時間にしてください。
またうつ病を患っている方といっても現在の環境は人それぞれでしょう。一人暮らしの方、ご結婚されている方、実家で両親と暮らしている方…。
それぞれに事情がありますが、もし家事が何もできないなら家事を少ししてみるのも大切かもしれません。親や配偶者、恋人、友人に頼って生活をしていても、いつ何時何が起こるか分かりませんからね。
自力のみを頼るのは危険かも?
ご自身がうつ病になっても、必ずしも周囲がきちんと理解してくれるとは限りません。また周囲は良かれと思ってアドバイスをしてくれることが逆の効果を生む場合も考えられます。それだけでなく、うつ病で苦しんでいる時に自分自身で判断、決断することは良い結果を生まない場合だって考えられます。
そんな時は、数多くうつ病の相談を受けてきた専門家、相談員に相談をしてみるのが良いと思います。もちろん心療内科や精神科に通院されている方はかかりつけの医師にきちんとお話をされるのも良いですが、医師以外の相談員を活用するのも有用かと思います。
下記はうつ病の相談窓口の一覧となっておりますので、ぜひ完治に向けてご活用いただければと思います。
うつ病の相談機関一覧(本人・家族の無料窓口)
皆様の一日でも早いご回復を願っております!