人間の心の構造は極めて構造が複雑ですが自分の長所、自分の短所…。自分を見つめれば色々な自分と出会いますが、自分の長所を知る上で、まず理解をしておかねればならないのは長所とはそもそも何かということです。長所って何ですか?と言われて皆様はどういう回答をされるでしょうか?多くの回答は「自分の良いところ」という風な答えになるかと思います。
状況によって異なる長所と短所
就職活動時に面接官から「あなたの長所はどういうところですか?」と問われたら、どう答えるのが望ましいのでしょうか?自分が感じたそのままを伝えることがベストアンサーですか?違いますよね。
例えば協調性があって忍耐力があるのが私の長所です。これを聞いた面接官は何を思うか?もちろん忍耐力は何をするにも必要なことです。しかし長所や短所というのは場面や状況によって長所ともなりますし短所にもなるという事を理解しておく必要があります。
企業面接時の自己PR
面接試験の時に自己PRや長所を言う必要はある場合に気を付けなければいけないのは自己満足な長所は企業側は求めていないということです。分かりやすく言うと自分は意志が強くて頭で考える前に行動できるくらいの飛びぬけた行動力を持っています。
こういう風に自己PRをしても、結局のところ、それを会社側がどう評価するかです。行動力があるというのは長所かと言えば長所とも言えるし短所とも言えるというのが正しい答えです。
なぜ短所にもなるのかと言うと行動力があり過ぎることは場合によっては社員同士の輪を乱す、またグループ単位で業務を進めるタイプのお仕事の場合は一人ひとりがスペシャリストである必要があるというより、皆で集まって議論を交わして、皆で一つの素晴らしいものを作るというを重んじている場合があるので必ずしもどんどん行動力があることが長所とならない場合があるということです。
ですから協調性も同じです。例えば外資系のある職種の場合は協調性など全くといっていいほど必要なく、完全な個人戦であり実力主義の現場です。そういう企業の面接試験の際に協調性が長所ですといっても、それは単なる自己満足で求めている人材ではないと不採用になってしまいます。
もちろん自己PRだけで採否が決まるわけではありませんが、面接試験においては自分の特徴と会社側が求める資質を上手く組み合わせることが非常に重要なのです。
自分をプレゼンする
ではどのようにすれば企業面接が成功するのか?もう少し具体的にお話しをさせていただきます。
まず自分自身は一つの作品であるという視点を持ってください。自分の作品であるという視点を持って自分自身を客観的に見ることです。そしてノートに自分という作品はどういう作品(性格)かを書き出すことです。その際に注意をしていただきたいのは良い悪いを判断しないということ。例えば飽き性だという自分の性格があったとしてもそれを書き出さないというのは絶対にダメで、その性格は自分の悪い部分だと決めつけないことです。そして自分の様々な性格的な部分を書き出したら次のステップです。
就活
次のステップとして下記例のように、ご自分が興味のあるお仕事を複数挙げていきます。
- 警察官
- 自衛官
- 地方公務員
- 住宅メーカーの営業マン
- エンジニア
- 看護師
- 教員
ここではご自分が興味のある職業でしたら、どのような職業でも構いませんし、いくつ挙げていただいても構いません。そして挙げた職業に対して、どのような資質を持った人材が求められるかを一つひとつ考えていくことです。例えば警察官の場合でしたら責任感や正義感、倫理観、また実直さ、感情のコントロールなど、人それぞれ答えは異なりますがこうやって求めれる資質を探ることで何が見えてくるかというと正解が見えてくるということです。
逆算して診断をする
自分なりの正解が分かったところで次に何をするかというと、先ほどご自分の性格を挙げてくださいと申し上げましたが、その性格の書き出しと個々の職業で求められる資質とを照らし合わせることです。
例えば警察官であれば仮に以下の4つが求められる資質としてご自身で挙げたとしましょう。
- 正義感のある人
- 高い倫理観を持っている人
- 自己管理ができる人
そして自分の性格面として以下を書き出したとしましょう。
- 真面目
- 気分の浮き沈むがある
- 努力家
- 社会貢献をしたい
まず真面目な性格な人というのは「すべきことに集中」できる人ですから、自己管理ができていると言えばそうです。ただ自分に厳しい人はちょっと自分の甘い部分があるとこれではダメだと自己否定をしてしまいがちですが、そんな少しの甘えも許せない人は人を導く仕事には不向きです。人を導く課程においてアメとムチが必要ですし厳しさの中に寛容さが大切なのではなく、寛容さの中に厳しさが必要なのです。
話を戻しますが、自分の性格と求められる資質が合致していれば何も問題ありませんが、合致している項目が少ない場合や無い場合は、もっとご自分の性格面を深く広く掘り下げて項目をつけ加えることです。何も合致していないというのに、そもそもその職業を志すこと自体、それは発展していく道なのかという疑問がありますが、こういう掘り下げる工程こそが大切なプロセスであり長所を見つける力こそが長所とも言えます。
性格の良い部分を活かすポジティブ思考
当たり障りのない平凡な長所しかないという方も心配はいりません。それはご自身がその長所をどう表現するかで面接官の評価は全く変わりますし、平凡なことにこそ大切な部分も詰まっていることが多いです。
例えば几帳面な性格がご自分の長所とした場合、仮にそれが平凡なもので他者と差別化できていないと思っても、その几帳面さがどのように活かされるかという表現によって全く変わるのであり、もっと言えば、その自分活用の方法こそが会社が真にチェックをしているところです。
几帳面さや正確さはとても大切な部分ですが、自己PRする場合は「過去に役立ったことと、これから内定をもらい就職をした後の活用法」を述べることです。
具体的な一例
几帳面な性格のおかげで何を得ることができたのか?それは受験、人間関係、文化祭、部活、校内委員、細かく挙げればいくらでもありますが、それが長所というからには根拠があるはずです。それを長所と認識しているからには長所と思うに至った原体験があるはずです。まずはそれを構成しましょう。
次に几帳面さが志望企業の業務の中で、どのように活かされるか?どういう場面で役立つかのストーリーを構成しましょう。仮に事務職の場合は几帳面さによって先輩社員の負担軽減やクライアントとのトラブルもありなく、実質の企業側のトータルコストは低減します。
そしてここからが差別化を図る重要なポイントですが几帳面さを違う角度から見てみましょう。几帳面に物事を行う人というのは、意外に大変なことです。面倒な場面があったり簡略化したい場合もあったり気分のムラによって人為的なミスが出る場合だってあります。ですから几帳面さは根気強さの表れであり、責任感があるということ、そしてその一定した仕事をこなせるというのは社内外を問わず人から信頼される素晴らしい能力です。
企業においては同じミスを繰り返すなどして三歩進んで二歩後退するよりも着実に一歩一歩進むことが望ましいわけですから、几帳面という性格を異なる角度から見て、几帳面という性格を作り上げる為に必要な性格の部分をしっかり把握することです。そうすれば自己PR表現の幅も広がり、この人は様々な物事の見方ができる人材、私達企業側が何を求めているかを理解してくれている即戦力との印象を持ってくれるはずです。
タイプ的に自分の長所を知っている人が成功しやすい
タイプ的に仕事でも恋愛でも共通して言える事は自分を知っているほど成功するということです。極端な例を挙げますと机に向かって細かな作業をするのが大の苦手だけれども給料がいいという理由だけで、その職業に就いたり、自分の理想のタイプはこういう異性、でも自分とは全く合わないタイプの人を理想として恋愛に苦しんでいる…ということは、実は意外に多いのです。
理想のタイプが自分に合うタイプでは必ずしもないということです。
そして自分に合わないものを選択した方ほど苦労が絶えません。そして自分を知る為には様々な情報に触れることも大切ですが、それはあくまでヒントでしかなく、真の答えは自分の心の中にしかありません。わざわざ高額な授業料を払うことも悪くありませんが、自分で自分を知るのは無料で十分でありお金を出したから出していない方よりも知れるということでもありません。
自分を知っていくことで人生の浮き沈むの幅も少なくなり、安定軌道に乗ることができるのだと自発的な気づきに出会って下さい。
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