鑑識官になるには？≪倍率や鑑識検定！仕事内容は？≫

どんな仕事

刑事ドラマなどでよく目にするかと思いますが犯行現場に残された指紋や毛髪、また交通事故の現場でも車の破片など証拠を集めている人達が鑑識官です。主に現場でどのような事をするかと言いますと指紋採取、足跡痕跡、微物採取、血液、血痕採取などです。県警本部刑事部の中に編成されており、本部のほか一般の警察署にも鑑識係として刑事課の中に置かれています。

また地方の小規模な警察署では鑑識と刑事を兼任する場合もあります。

ちなみにDNAの照合などは鑑識官の仕事ではなく科学捜査研究所（通称：科捜研）の職務範囲です。

なるルートは？高卒は？

鑑識官になるには、まず警察官になる必要があります。警察官は高卒でもなれますのが身長制限などもあります。詳しい内容は下記の警察官の採用試験についてのページをご確認下さい。
警察官になるには≪高卒・大卒・年収や給料や退職金≫

警察官になった後

無事、警察官になった後は、ほぼ交番勤務からスタートします。交番勤務でしっかりとキャリアを積みながら刑事課長に希望を伝え、刑事任用試験の推薦をもらい、合格者が鑑識官の研修を受け、晴れて活躍することができます。

鑑識検定

警察官の資格として鑑識検定があり、初級・上級があります。初級は「指紋、足跡、写真、鑑識科学」で一つの検定となっており警察学校の初任総合科（補習科）で全員がカリキュラムの中で取得します。上級検定は指紋、足跡、写真、鑑識科学と個別に検定がありますが開催の数が年に一回など非常に少ないので数年間に渡って、ようやく取得できるものです。

倍率

鑑識官の倍率は極めて低いと言わざる得ません。毎年どれくらいの人数が鑑識官になれるかは、それぞれの警察署で異なりますが0人～1人。というよりも鑑識官としてすでに活躍されている上司もいるので、その人次第と言えばそうです。ですから鑑識官になろうと志して…というよりも、警察官の職を全うしようという志の中に鑑識官があった方が良いのかもしれません。

過酷な現場も

やはり事件現場といっても様々な現場があり、目を覆いたくなるような現場もあります。ですから何となくの思いでは心が折れるかもしれませんし、任命を受けたからには逃げ出すわけにも行かないので、強い使命感等が求められるお仕事でしょう。

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