私自身、重度のうつ病なり、結構な量のお薬を継続的に服用していました。うつ病のお薬を飲み続けると何らかの後遺症があるのか?このコラムではその辺りについてお話させていただきます。
物忘れが酷くなる?
抗うつ薬といっても様々な種類があり、新しく開発されたお薬になればなるほど、効果が出始めるまでの期間が短くなり、また副作用、離脱症状も起こりにくいとされています。私自身の経験をお話させていただくと、一番多い時で3種類の抗うつ薬を服用していました。
その後、抗うつ薬の服用が効果を発揮して症状が落ち着いてきて、無事うつ病から抜け出すことができました。
鬱病になった年齢は40代前半でしたが、特に物忘れが酷くなったとか記憶力が低下したといった自覚症状は今もありません。ただお薬を処方されている時は、抗うつ薬以外に抗不安薬、睡眠導入剤も併せて処方されていましたが、当然毎晩寝つきを良くするため、中途覚醒にならない為に睡眠導入剤を毎晩飲んでいましたが、私が処方されていた睡眠導入剤は飲んでから大体2時間後くらいに眠気がやってくる感じでした。
その睡眠導入剤ですが、飲んでから1時間経過した頃にやっていた事柄や話した言葉は翌日になると大体忘れている感じでした。これは後遺症というよりも、お薬の作用で覚えていないという症状のようでした。
高齢でのうつ病の発症
私は自分自身、うつ病で苦しんでいる時に様々なうつ病を経験された方のブログ、SNS、書籍などかなりの量を読んだり、訪問させていただきましたが、うつ病によって記憶力が落ちたなど後遺症を訴える方は一度も見たことはありません。
うつ病は脳が委縮していると言われることもありますが、だからといって記憶力が落ちることとの因果関係は不明です。ただ高齢の方でもうつ病になる場合があり、高齢の方がうつ病になった場合は、直接的にうつ病が関係するかどうかは分かりませんが、物忘れが酷くなるかもしれないなと漠然とイメージはできますよね。
若い時にはお薬による影響はほぼ皆無であったけれど、60代や70代ともなると自然と物忘れと頻度が上がったり、認知症のリスクも高まりますので、気を付けたいところですね。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!