無病息災の神社や健康祈願≪大阪府≫

大阪で無病息災など健康に関する神社といえば、真っ先に挙がるのがこの石切劔箭神社（いしきりつるぎや）です。「いしきりさん」「でんぼ（腫れ物）の神様」として大阪府内はもちろん関西の様々なところから病気を治す為など参拝客が訪れています。この石切劔箭神社の御祭神は饒速日尊（にぎはやひのみこと）可美真手命(うましまでのみこと)です。

なぜここまで参拝者が増えたかと言うと、その要因の一つと言われているのが、お百度参りのご利益で、本殿前と神社入り口にある百度石の間を行き来するお百度参りをして病気が治ったという報告がたくさん寄せられるようになったことから、ここまでの知名度になったようです。

お母さんの手術は成功しましたが手術により喉をやったらしいので今日は大阪府東大阪市の石切神社にいってきましたー！百度石っていうのをやってきましたこれで少しでもましになることを祈ります！ pic.twitter.com/95nCP8lpWd

— 遥🎀キズナー🎀 (@DuhcAsEdVX28d1i) July 15, 2019

住吉神社

　住吉神社
　大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
　電話番号：06-6672-0753

住吉大社の御祭神は、住吉大神と称される底筒之男命（そこつつのおのみこと）・中筒之男命（なかつつのおのみこと）・上筒之男命（うわつつのおのみこと）です。伊邪那岐神（いざなきのかみ）と伊邪那美神（いざなみのかみ）の神生みで、伊邪那美神は神避り（かむさり）あそばされます。伊邪那美神を追って黄泉の国に訪れた伊邪那岐神ですが、変わり果てた姿に恐れをなして逃げ出します。

黄泉比良坂（よもつひらさか）を通って戻ってきた伊邪那岐神は竺紫の日向で禊をされ、その時なられた神様が住吉大神です。住吉大神は生命そのものを守護育成される神として崇敬され、無病息災の御神力が宿る神社として厄祓い・健康祈願の人々が訪れています。

四天王寺

　
　四天王寺
　大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
　電話番号：06-6771-0066

用明天皇2年（西暦587年）崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏が激突する戦いが発生しました。蘇我氏は物部氏の本拠地である河内国渋河に攻め込みますが、物部氏の防戦は激しく蘇我氏は三回も退却することになります。蘇我氏側についた聖徳太子は戦況を見て、白膠木（ぬるで）を削って四天王の木像を造り、「この戦いに勝ったならば、四天王を安置する寺院を建立し、全ての人々を救済します」と請願します。

その甲斐あって物部守屋を討ち取り、勢い付いた蘇我氏の勝利となります。そして請願を果たすために建立されたのが四天王寺です。無病息災・福徳円満の御利益を授けて下さるとして、健康祈願や子宝祈願に訪れる人々に篤く崇敬されています。

枚岡神社

　
　枚岡神社
　大阪府東大阪市出雲井町7-16
　電話番号：072-981-4177

枚岡神社は天岩戸神話に出てくる、天兒屋命（あめのこやねのみこと）が御祭神です。素戔嗚尊（すさのお）の狼藉に怒った天照御神（あまてらすおおかみ）が天岩戸におこもりになられ、世界は常闇となります。困った神々達は、天照御神に戸を開けて頂くよう画策します。尊い神が現れたと偽り、祝詞を奏上したのが天兒屋命です。

天宇受売命（あめのうずめのみこと）が艶やかに舞い、それを見て神々が笑い騒ぎます。不思議に思った天照御神が少し岩戸を開かれたので、すかさずの手を引いて外に連れ出し、世界に光が戻りました。様々な扉を開いて健康へと導く、無病息災の御霊験あらたかな神社とされ、多くの人々が健康祈願などに訪れその御神徳を仰いでいます。

成田山不動尊

　
　成田山不動尊
　大阪府寝屋川市成田西町10-1
　電話番号：072-833-8881

天慶2年（西暦939年）平将門の乱が勃発します。寛朝大僧正は、弘法大師空海自らが敬刻開眼した不動明王像を持参して京の都を出発し、大坂を経由して房総半島に上陸します。そして成田の地に御尊像を奉安し、戦乱が鎮まるよう祈願しました。願掛け最終の日に、将門の乱は終結します。

しかし都に帰ろうとしたところ、御尊像が石のように重くなって動かせなり、さらにこの地に留まるよう告げられたので、成田の地に開山したのが成田山新勝寺の起こりです。昭和9年（西暦1934年）成田山新勝寺の別院として、大阪別院明王院が建立されました。無病息災・所願成就の御利生があるとされ、健康祈願や交通安全祈願などに多くの人が訪れています。

岸城神社

　
　岸城神社
　大阪府岸和田市岸城町11-30
　電話番号：0724-22-0686

岸城神社の御祭神は、天照大御神（あまてらすおおみかみ）・建速須佐之男命（たけはやすさのおのみこと）・品陀和気命（ほむだわけのみこと）です。天照大御神は皇室の祖神であり、日本国民の総氏神です。建速須佐之男命は天照大御神の弟で、牛頭天王とも称されます。牛頭天王は夏に流行する疫病を退散させる御神力を持つとされ、無病息災の御神徳が高い神様として崇敬されています。

品陀和気命は第15代応神天皇です。ご母堂の神功皇后が安産で品陀和気命を生んだことから、品陀和気命は安産・子宝の神として崇敬されています。健康祈願・子授かり祈願に多くの参拝者が訪れる岸城神社で、毎年9月に行われる「岸和田祭」のだんじり曳きがとても有名です。

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