急性期から回復期へとうつ病が改善した後に訪れるのが再発を防ぐというハードルです。ここでは再発について実体験を元にお話しさせていただきます。
再発の懸念
私自身、うつ病を患って回復まで至りましたが、やはり再発しないのか?という心配は今でもあります。何を以って再発とするかは明確な定義はありませんが、うつ病を最初に患ってから回復をさせたとしても、この再発の懸念が払拭されないので辛いですよね。
再発する原因は?
再発をする原因というのは様々なあるかと思いますが、やはり最も再発する原因は動揺するような事が起こったり、心配事が絶えない状況、慢性的にストレスを感じる環境にあることだと思います。
私自身、やはり身近な人が病で倒れたり、先々の不安を色々考えてしまうと気分が沈みますし、そういった考えや思い悩みが再発の心配を増幅させてしまいます。
ですから、努めて気分転換をしたり、考えを切り替えたりしています。どうにもならない事はどうにもならない、仕方ないと開き直ったり、良い意味で諦めたり、妥協できたりが必要なのだと思いますが、長年の思考習慣や思考癖って簡単に治るものではないので、時間をかけて自分と向き合っていく必要があるのかなと思います。
うつ病を患っている方との交流
うつ病になって思う事は一人であれこれ考えていても良い事などほとんどないという気がします。うつ病になった当事者である自分が自分一人で考えても、余計に深みにハマるというか、良い考えが浮かんできにくいように思います。
そういう場合はうつ病とは無縁の方のお話を聞いたりも良いかもしれませんが、やはりうつ病ってどんな病で、どんな感じになるか分からないので、うつ病を軽々しく考えられてしまう場合もあり、最も良いのはうつ病を患っている他の方と交流したりお話をさせていただく事ではないかと思います。
うつ病が再発するかしないか…。これは誰にも分かりませんし、うつ病に限らず、いつどんな事が起こってどんな病気になるか?どんな良い人と出会えるかも分かりません。
どうせ何が起こるか分からないのだったら、極力今を楽しむ努力、今を感じる自分を確立することが再発の心配から解放されるコツかもしれません。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!