一度、うつ病を経験してしまうと再発が怖くなったり、復職を果たしたとしても再び仕事が怖いといった感情に襲われることがあります。ここではそんなお仕事についてお話させていただきます。
無理をしてもうつ病の症状は酷くなるだけ
どのようなきっかけでうつ病になるか?どのようなきっかけで回復していくかも人それぞれですから、一概にこれが正しいとは言えない部分がありますが、どうしても仕事が怖いなど継続的に不安を感じるようでしたら欠勤や休職をすることも必要なように思います。
もちろんお仕事を続けなければいけない状況や、簡単に休職できるなら誰も苦労しないといった声も聞こえてきそうですが、私自身、うつ病を患って治す時は本当に治さないといけないなと痛感しましたし、無理をしても結局その無理がどんどん症状を悪化させてしまい、振り出しどころかもっと酷くなるという経験をしました。
回復していく段階も自分で学ばないといけない
自分がうつ病になって、つくづく感じたことはうつ病は精神的な部分の影響を受けるので、これをこのようにすれば治りますといった明確な治療方法がないということです。言い換えれば他人がこの方法で治ると言っていても、環境や性別、性格、年齢もそれぞれで異なるので、他人の方法は参考になることはありますが、それを真似てもほとんど意味はないということになってしまいます。
ですから自分自身が自分を観察して、どういう時にどういう感情に襲われるか?何が問題点なのか?を自らが体験していく中で解決したり、別の選択をしないといけないのです。これがやはり難しいというか、人生は常に未知へと進んでいきますし、年齢を重ねる事で体力面、健康面、身近な方の年齢なども変化していくので、なかなか感情が安定しない、完全に抜け出すことができないなどの状態が続いてしまうのではないかと個人的に思います。
同じ悩みを持った者同士の意見交換
そんなうつ病から抜け出す為に大切なことは私は当事者同士の横のつながりとか交流ではないかと思います。なぜかというとガンの病気はハッキリと悪性の腫瘍が原因で手術をすれば除去できるなど完治までの道のりが明確になっていますが、うつ病の場合は前述しましたように、なかなか治ったという明確なゴールが分からないので、とりあえず症状は沈静化しているだとか、とりあえず仕事はできている…。けれどもいつ再発するか分からないという状態のまま人生が進んでいくと思います。
だからこそ当事者同士で意見交換をして、こういう点に気を付けるべきだとか、気持ちを軽くしてくれるような仲間などの存在が症状悪化を食い止めたり、余計な失敗や遠回りをせずに回復の軌道に乗せていくなどが可能になるのではないかと思うのです。
私はそういう考えがあり、一人でも多くの方がうつ病の悩みから解放されるよう、うつ病当事者同士のLINEグループを発足しました。うつ病で悩んでいらっしゃる方、一人で考え込んでいても良い方法には進みません。
あれこれ自分で考えていても、自分で自分を苦しめたり縛ったりしてしまうので決して良い解決策は頭に浮かびません。ですから下記ページに発足したうつ病当事者のLINEグループのご案内ページがありますので、ぜひご参加いただければ幸いです。一緒に取り組んで一緒に越えていきましょう!
うつ病のLINEグループ(グルチャメンバー募集中)
皆様の一日でも早いご回復を願っております!