キックボクサーの年収は？≪なるには？ファイトマネーや年齢制限は？≫

格闘技の世界は正に実力が全てといって良い世界ではありますが、キックボクサーになるにはどのようにすればいいのか？また年収はどの程度、お金はどれくらい稼ぐことができるのかについて触れていきたいと思います。

なるまでのルート

プロのキックボクサーになるには、プロライセンスを取得する必要があります。ボクサーといえばボクシングもありますが、ボクシングとキックボクシングというのは名前も似ていますし、プロスポーツと言えば共通していますが、運営や団体は全く異なるものです。

ボクシングのプロライセンスは、日本ボクシングコミッション（JBC）が統括し、プロテストも実施していますがキックボクシングの場合はこういう統括する組織が存在していないので、プロテストを実施するといっても様々な団体が実施しており、そのライセンス基準というのは統一されていません。

またプロライセンスを取得するにあたって年齢制限は設けていないところがほとんどであると思いますが、プロライセンスを取得をしても結局は勝ちあがって行かなくてはならないのでライセンス取得は手段であって目的ではありませんので、年齢制限がなかったとしてもある程度、年齢を重ねると勝ち上がっていくのは容易ではないかと思います。

キックボクシング業界において、なぜ統一された組織、団体がないかというと、やはりそれは人気であったり、キックボクシング人口が要因かもしれません。どんなスポーツでも人気や知名度がなかったり、強くなければ組織が出来たり、オリンピック種目にならない、あるいはそこにお金が入ってこないので、もっとキックボクシングの世界も人気が出れば、何らかの動きがあるかもしれません。

キックボクシングって稼げる？年収や給料やファイトマネーは？

さて気になるのはキックボクサーって年収はどれくらい？ファイトマネーはいくらなの？というところかと思いますが、現状キックボクシングだけで食べていくのは極めて困難と言われています。その理由は前述しましたように人気の程度などです。

皆様は武尊（たける）選手をご存知でしょうか？彼ははキックボクサーとして有名でK-1 WORLD GPで史上初の2階級制覇を達成しました。簡単に武尊選手のこれまでを記載しますと1991年に鳥取県お生まれになりました。そして小学2年生の頃、TVで見たK-1選手に憧れ空手道場に入門、高校進学後キックボクシングに転向。

高校卒業後に長い歴史のあるキックボクシングジムであるチームドラゴンに入門。2011年9月24日にKrush.12にてプロデビュー。そこから様々なタイトルを獲得していきます。

この武尊選手がファイトマネーについて某番組で暴露されていましたが、デビュー戦のファイトマネーの金額は「1試合5万円でしたね」とおっしゃていました。

続けて日本チャンピオンの時はだいたい30～50万円だったとのこと。ただ現在はご自身がチャンピオンになった時よりも人気がアップしているので、当時よりも今は高いはずだとおっしゃっていました。

世界チャンピオンについては「最低でも3桁はいく」といい、ファイトマネーは最低でも数百万円あるということでしょう。

他の格闘技等に比べれば決して高いファイトマネーではないかもしれませんが、こういったプロ格闘家の方は地上波で大体的に放映される異業種格闘技戦に出場されることで、その1試合で高額のファイトマネーを稼げるでしょう。それ以外にはご自身にファンが増えて関連グッズが売れたり、またテレビ出演、イベント出演、そしてご自身にスポンサーがつけば、それだけでも継続的な収入を得ることができるでしょう。

そのスポンサー料は正に強さに比例すると言われているので、当然ですが強くなればなるほど知名度もアップして、収入も飛躍的に伸びるでしょう。

Manabi