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綱敷天満宮

　綱敷天満宮
　兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
　電話番号：078-734-0640

綱敷天満宮の御祭神である菅原道真公が立ち寄った場所と言われ、地元の方からは須磨の天神さまと呼ばれています。また松浦武四郎が選んだ天満宮二十五霊社の一つ。創建の歴史は古く道真公が大宰府に向かう道中、この須磨の地で一休みをしたことがきっかけ。その際に里人が綱で円座を作ったことが神社の名前の由来です。

実際にお祀りされるのは、道長公が大宰府で亡くなってから76年後のことでした。道真公が祀られていることから、学問成就や合格祈願の方が大勢訪れる天満宮となっています。江戸時代には小倉藩主である小笠原氏の庇護を受け、沢山の宝物が奉納されることに。中には県指定の文化財である「西山宗因筆連歌懐紙」や「小笠原家奉納和歌集」も。

浜宮天神社

　浜宮天神社
　兵庫県加古川市尾上町口里770
　電話番号：079-424-6968

浜宮天神社の創建は1012年に小さな祠を建てたことが始まりとなっており、1444年には社殿が建立されました。学問に秀でていた道真公がお祀りされているため、学問成就や合格祈願にはとても最適です。この神社の場所は、菅原道真公が大宰府への途中に休憩のため立ち寄ったゆかりの地。

その際に、道中の旅の安全と国民の平和を願って松の木が植えられたという言い伝えが。境内には今もなお、道真公が植えたものから二代目の松を見ることができます。またこの辺りは昔加古の松原として素晴らしい勝景地でもありました。今はその面影は薄れていますが、浜の宮公園に見られる松はその名残。幕末時に作成された版画には、辺りに生い茂る松の様子が確認されています。

湊川神社

　湊川神社
　兵庫県神戸市中央区多聞通3-1-1
　電話番号：078-371-0001

湊川神社は南北朝時期に活躍した楠木正成が御祭神で、地元からは親しみを込めて「楠公さん」と呼ばれています。正成公は特に建武の新政の立役者として有名で、最後まで南朝軍に付き後醍醐天皇に忠臣を誓った人物。1336年に湊川の戦いで生涯を終えるものの、その功績は以降の武士によって語り継がれています。特に幕末から維新にかけては、

正成公をお祀りしたいと言う国民運動も行われたほど。そしてこの湊川神社は1872年に創建されました。幼少期から文武を学び広く武名が知られた正成公が御祭神のため、学問成就や開運招福または大願成就などを願って訪れるようです。他にも境内には正成公の殉節地や御墓所があり、国指定の文化財史跡として指定されています。

柿本神社

　柿本神社
　兵庫県明石市人丸町1-26
　電話番号：078-911-3930
　

飛鳥時代の歌人で、後世三十六歌仙の一人として有名になる柿本人麻呂が御祭神。万葉集第一の歌人と言われており、代表作は「あしびきの　山鳥の尾の　しだり尾の　ながながし夜を　ひとりかも寝む」。人丸山の頂上にあり、市民からは「人丸さん」とも呼ばれています。1620年に明石城主である小笠原忠政公がこの地にお祀りしました。

人麻呂の歌の中には、この明石の地を呼んだ歌があり大変縁深い地とされています。柿本神社の御神徳は特に学業成就が有名なため、多くの受験生が神社を訪れます。また夫婦和合の神様としてお祀りしているため、家内安全にもピッタリです。また4月の第二日曜日には人麻呂の命日に合わせ、地元では柿本神社春例祭が行われています。

多田神社

　多田神社
　兵庫県川西市多田院多田所町1-1
　電話番号：072-793-0001

多田神社は清和源氏発祥の地と言われ、源家を五代に渡ってお祀りしていることから源家の祖廟とされています。970年にこの地に根を張った源満仲が天台宗の寺院を創建する所から始まります。その後真言律宗に変わり、明治までは多田院と名乗っていました。しかし神仏分離令によって、神社に変更されたのです。御祭神は、創建者の満仲・頼光・頼信・頼義・義家。名だたる武将もこの神社に対して崇敬が篤く、足利氏や徳川氏も歴代将軍の遺骨を納めています。

天下を取った源家を祀っていることから、勝負運に御利益が。合格祈願や運気上昇にも良いとのこと。境内には宝物殿があり、1120点もの多田神社文書が保管され、国指定の重要文化財にも登録。現代の私たちに、源氏の栄華を伝えてくれています。

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