まるちょん言葉

精神科学は理論であってはならず、また信念を教え込むものであってもなりません

繰り返される地上の生の観念は人類が発展するにつれて、人間の生が段階的に進化する事を示している

人間の中に存在する生命的な本質を見る為には、生まれてから死ぬまでの間のみを観察するのではなく、私たちは輪廻転生する存在であるということを前提にしなければならない

瞑想から湧き出してくるのは人生に向かう力であり、人生に対するいいかげんな態度ではない

正しい知識は、それを敬うことを学んだときにのみ自分のものにすることができる

自分の欠点や弱点を克服する道はただ１つ、それを正しく認識することである

人は自分を進歩させる為に与えられている力を不正な場所で行使する事によって悪になる

近代の唯物的世界観が恐怖と不安の産物である

何かが一方において無視されて、無力化されると、その何かは境域または境界の正反対の側から別の姿をとって現れてくる

楽しみとは、世界について様々なことを教えてくれる情報提供者のようなもの

学ぶ者は如何なる瞬間も、異質の世界を容れることのできる、全く空の容器になることができなければならない

子どもが人を敬う気持ちは、もっと後になってから真理や認識に対する尊敬の感情へと成長します

高次の観点から見れば、個人の幸・不幸と全世界の運・不運とは密接に関係し合っている

この世界には絶対的なものなど何もありません

人間は誕生から死に至る人生の中で、自らを地上存在として意識するが、地上を生きる自らの存在を、太陽に導かれたものとして認識する

神秘学は、すべての人の魂に根を張ることのできる、二つの思考内容から芽生えるのでなければならない

直観は知覚だけでは不十分な現実部分を我々の為に補ってくれる。物事に対応する直観を見出す能力のない人には完全な現実は閉ざされ続ける

我々一人ひとりの記憶力の中には、宇宙的な力の模像が生きている

死とは物質界の現実として考察するなら、体の機能の一つの変化である

欠陥を非難する事によって学ぶのではなく、欠陥を理解する事によってのみ学ぶことが精神性を高める

魂と霊を感覚的に観察できるのは、それらが生存中に物質的経過の中で自分を外に表現する時だけなのである

我々の中にまどろんでいる全ての能力を発展させることが個体の究極目的なのである

悪の本当の意味は人間の利己主義と結びついて考える時、初めて見えてきます。

そして自分の中の悪、不完全さと戦い、それを克服する可能性は自分の中の利己主義をどう克服するかの一点にかかっているのです

私たち人間は、この世においては肉体を通して地上の諸事物と結びついておりますが、光と生命の織りなすエーテル体（生命体）は地上の諸事物だけではなく、宇宙の諸事象とも結びついている

宇宙を認識したければ、汝自身を見るがよい。人間を認識したければ宇宙を見るがよい

思い出すとは再び心に思い浮かぶということであって、一つの像が再び蘇るということではない

記憶を通して昨日を保持し続け、行為を通して明日を準備するのが、魂の働きなのである

この世界には、君たちの学校の知恵が夢見るよりも、もっと多くの事柄がある

全ての学問は、もしそれが人格の存在価値を高めるために努力するのでなければ、無用な好奇心の満足に役立つ者でしかないであろう

知恵を敬うことを学んだときに、あなたはようやく本当の知恵に辿り着く

自然の中には様々な力が働いていますが、それらの力は一方では有益な働きをし、他方では有害な働きをします。ですからそれらの働きを正しく洞察できたとき初めて今何が起こっているのかが分かるのです

人は未来を未来のままで居させるため、己の前に恐怖を置く

教育は科学であってはなりません。芸術でなければならない

人生は、「自我」の内部に物質的な器官そのものの本質に由来するものではないが、物質的な器官によって充足する事のない享楽を求める欲求を燃え上がらせた

人生は人間の自我が事実に基づいた態度をとるための偉大な教師である

最高の感情は、「おのずと」現れてくる感情なのではなく、精力的な思考作業の中で獲得される感情なのである

感覚で享受できるものだけを享受しようとする人は、人生の美味を知らない