山本常朝に関する名言集・格言集

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山本常朝(やまもと じょうちょう)
生誕:万治2年6月11日(1659年7月30日)
出身:佐賀城下片田江横小路(現・佐賀市)
江戸時代の武士、佐賀藩士
死去:享保4年10月10日(1719年11月21日)

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※個人名での名言は発言者を変更させていただいております。

山本常朝

さては世が末になり、男の気おとろへ、女同前になり候事と存じ候。口のさきの上手にて物をすまし、少しも骨骨とある事はよけて通り候。若き衆心得有りたき事なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

今どきの奉公人を見るに、いかう低い眼の着け所なり。スリの目遣ひの様なり。大かた身のための欲得か、利発だてか、又は少し魂の落ち着きたる様なれば、身構えをするばかりなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

人中にて欠伸仕り候事、不嗜なる事にて候

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

大慈悲を起こし人の為になるべき事

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

親に孝行仕るべき事

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

主君の御用に立つべき事

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

武士道においておくれ取り申すまじき事

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

酒に酔ひたる時一向に理屈を言ふべからず。酔いたるときは早く寝たるがよきなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

先ずよき処を褒め立て、気を引き立つ工夫を砕き、渇く時水を呑む様に 請け合わせ疵直るが意見なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

大事の思案は軽く、小事の思案は重く

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

慈悲より出づる智勇は本ものなり、慈悲の為めに罰し、慈悲の為め働く故に、強く正しきこと限りなし

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『マルチョン名言集・格言集』
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山本常朝

大難大変に逢うても動転せぬといふは、まだしきなり。大変に逢うては歓喜踊躍して勇み進むべきなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

武士は、仮にも弱気のことを云ふまじ、すまじと、兼々心がくべき事なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

勝(かつ)といふは、味方に勝事也。味方に勝といふは、我に勝事也。我に勝といふは、気を以(もって)、体(たい)に勝事也

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

今の世を、百年も以前のよき風になしたく候ても成らざる事なり。されば、その時代々々にて、よき様にするが肝要なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

只今の一念より外はこれなく候。一念々々と重ねて一生なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

大行(たいこう)は細瑾(さいきん)をかへりみずと云ふことあり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

勝茂公兼々御意なされ候には、奉公人は四通りあるものなり。急だらり、だらり急、急々、だらりだらりなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

兼好・西行などは、腰ぬけ、すくたれ者なり。武士業(わざ)がならぬ故、抜け風をこしらへたるものなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

徳ある人は、胸中にゆるりとしたる所がありて、物毎いそがしきことなし。小人は、静かなる所なく当り合ひ候て、がたつき廻り候なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

少し眼見え候者は、我が長(た)けを知り、非を知りたると思ふゆゑ、猶(なほ)々自慢になるものなり。実に我が長け、我が非を知る事成り難きものの由。海音(かいおん)和尚御咄(おんはなし)なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

人間一生誠に纔(わづか)の事なり。好いた事をして暮すべきなり。夢の間の世の中に、すかぬ事ばかりして苦を見て暮すは愚(おろか)なることなり。この事は、悪しく聞いては害になる事故、若き衆などへ終に語らぬ奥の手なり。我は寝る事が好きなり。今の境界相応に、いよいよ禁足して、寝て暮すべしと思ふなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

端的只今の一念より外はこれなく候。一念一念と重ねて一生なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

恋の至極は忍恋と見立て候。蓬ひてからは恋のたけが低し、一生忍んで思ひ死(じに)する事こそ恋の本意なれ

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

世に教訓をする人は多し、教訓を悦ぶ人はすくなし。まして教訓に従ふ人は稀(まれ)なり。年三十も越したる者は、教訓する人もなし。教訓の道ふさがりて、我儘(わがまま)なる故、一生非を重ね、愚を増して、すたるなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

若き内に立身して御用に立つは、のうぢなきものなり。発明の生れつきにても、器量熟せず、人も請け取らぬなり。五十ばかりより、そろそろ仕上げたるがよきなり。その内は諸人の目に立身遅きと思ふ程なるが、のうぢあるなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

武士道に於(おい)ては死狂ひなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

芸は身を助くると云ふは、他方の侍の事なり。御当家の侍は、芸は身を亡ぼすなり。何にても一芸これある者は芸者なり、侍にあらず

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

大酒(たいしゅ)にて後れを取りたる人数多(あまた)なり。別して残念の事なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

幻(げん)はマボロシと訓(よ)むなり。天竺(てんじく)にては術師の事を幻出師(げんしゅつし)と云ふ。世界は皆からくり人形なり。幻の字を用ひるなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

人に意見をして疵(きず)を直すと云ふは大切の事、大慈悲、御奉公の第一にて候

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

盛衰を以て、人の善悪は沙汰されぬ事なり

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山本常朝

名人も人なり 我も人也

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

酒盛の様子はいこうあるべき事なり。心を附けてみるに、大方飲むばかりなり。酒というものは、打ち上がり綺麗にてこそ酒にてあれ、気が附かねばいやしく見ゆるなり。大方、人の心入れ、たけだけも見ゆるものなり。公界物なり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

礼にて腰は折れず、敬語で筆は磨り減らぬ

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

分別も久しくすれば寝まる

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

土は食はねども高楊子、内は犬の皮、外は虎の皮

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山本常朝

毎朝、毎夕、改めては死ぬ死ぬと、常往死身に成っているときは、武道に自由を得、一生落度なく、家職を仕果すべきなり

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山本常朝

若し図にはづれて生きたらば、腰抜けなりとて、世の物笑ひの種となるなり。此のさかひ、まことに危し。図にはづれて死にたらば、犬死気違ひとよばるれども、腰抜けにくらぶれば、恥辱にはならず。是れが武道に於いてまづ丈夫なり

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山本常朝

若し図にあたらぬとき、犬死などと云ふは、上方風の打ち上がりたる武道なるべし。二つ一つの場合に、図にあたることのわかることは、到底出来ざることなり。我れ人共に、等しく生きる方が、万々望むかたなれば、其の好むかたに理がつくべし

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山本常朝

凡そ二つ一つの場合に、早く死ぬかたに片付くばかりなり。別に仔細なし。胸すわりて進むなり

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

武士たるものは、武道を心掛くるべきこと、珍からしからずといへども、皆な人油断と見えたり。其の仔細は、武道の大意は、何と御心得候か、と問ひかけられたるとき、言下に答へ得る人稀なり。そは平素、胸におちつきなき故なり。さては、武道不心がけのこと、知られ申し候。油断千万のことなり

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山本常朝

凛とした気持ちでいれば、七呼吸の間に判断がついてしまうものである

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山本常朝

貴となく、賤となく、少となく、悟りても死、迷うても死

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山本常朝

翌日の事は、前晩よりそれぞれ案じ、書きつけ置かれ候。これも、諸事人より先にはかるべき心得なり

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山本常朝

我人、生くる事が好きなり

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山本常朝

『只今がその時』、『その時が只今』、つまり、いざという時と平常とは同じことである

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『マルチョン名言集・格言集』

山本常朝

私なく案ずる時は、不思議の知恵も出づるなり

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山本常朝

礼儀を乱さず、へり下りて、我が為には悪しくとも、人の為によき様にすれば、いつも初会の様にて、仲悪くなることなし

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山本常朝

武士道と云ふは、死ぬ事と見付けたり

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山本常朝

五十ばかりより、そろそろ仕上げたるがよきなり

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山本常朝

不幸せの時くたびれる者は、役に立たざるなり

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山本常朝

志の低い男は、目の付け所が低い

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山本常朝

何様(なによう)の能事(のうじ)持ちたりとて、人の好かぬ者は役に立たず

+3
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山本常朝

人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、やっぱり望みはあるのだ

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山本常朝

人間の一生などは、ほんとうに短いものだ。だから好きなことをして暮らすのがよい。つかの間ともいえるこの世において、いやなことばかりして苦労するなんて愚かなことだ。だが、このことは、悪く解釈すると害になるので、若い人たちにはついに教えることのなかった「人生の秘伝」といったものだ

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『マルチョン名言集・格言集』

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言葉

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