まるちょん言葉

真の偉大さが真の普遍性と同じく稀であることを、私は知っている

技術は表層のもの

芸術は人生からではなく、自然から、活力から生ずる

人間は利口になり過ぎた

発展を信じることは物質そのものを信じる事である

不朽の作品は人間的である

集中が腐敗の根源である

人は常に何かの為に英雄なのであり、それなりに再び高尚な共同体を作り出す勇気と気高い心さえあればいいのである

作用しない真実は真実ではない。

真実ではない作用は偽物である

私にとって重要なのは、何物かが新しく見えるかどうかではなく、それが魂に訴えるか否かである

人間的な感動の主要部分は人間の内部にではなく、人と人間にある事を徹底的に考えるべきだ

過去の力とは秩序の力である

指揮とは自由な創造である、他の全てはその準備であらねばならない

音楽史は音楽家たちを新しさ、自由さという点で判断し、評価することに慣れている

指揮者の活動は万人の目にさらされているとはいえ、それが音楽のあらゆる種類の演奏の中で最も隠れた、いわば最も神秘的なものであることは事実である

技術の本質は、その習得可能性である

解釈とは表現であり、それぞれの作品に法則を見出す事である

諦めとは常に現存し、常に必要なもの。

諦めとは最後のもの。最も破滅的なもの、呪いと憎しみに値するもの

人間は常に至近のものしか考えないように作られている

私の用いる全ての手段は、私が自然なものと感じる手段である

最も洗練された技術は無垢な感覚との結合が可能であるばかりか、それを際立たせる為に不可欠である

時代は我々の呪いだ。非創造性がその根源である

偉大なる芸術作品とは何であるかは人々はもはや知らない。

知っているのは、それがどの時代に属し、どんな影響を受けているかである

生きた作品は思考や理論によって破壊される事がない

楽譜で満足する者は偉大な作品の秘密を何ひとつ感知していない

ハイドンの交響曲は我々の血でできた血であり、我々の肉でできた肉なのだ

芸術の基盤としての共同体への要請は進歩信仰よりも根が深い

ある作品は大声で語られることを、別の作品は小声で語られることを欲している

普通の意味での芸術とは人生の表現である。「偉大な芸術」とは人生の指針である

芸術とは力と美の表現であり、共同体の象徴である

偉大な芸術作品の評価の根底には、まず第一に際限のない不安感がある

必要なのは善意ではない。

もし善意で事足りるのならば、音楽学校のどの学生も作品の下僕になれよう

偉大なる音楽を心にかけている我々は、プリマドンナや十分な訓練を積んだ者たちによって、たとえ彼らが楽譜忠実主義者の毛皮をつけて現れたとしても、断じて芸術家の代わりをさせることはできない

音楽を脅かすものは政治ではなく、反動や無調性主義その他でもなく、文学化である

危険とは常に一つのもの、自ら作った思考形式の中で硬直するという危険のみである

我々は時代を通してのみ思考する

芸術の内部における天才と民族、個人と集団の関係についての問いは、次第に何にも増して現在を決定的に動かす問いとなった

理解を困難にする可能性があるのは、細部そのものではなく、細部が全体に関連づけられるべき点のみである

大作曲家の意識の再覚醒なくして、音楽の再強化はない。

全てが音楽大学もコンサートも、この目的の為に奉仕しなければならない