まるちょん言葉

マーケットで求められる発想法として諦めの良さが挙げられます

分析というのはひらめきを単なるヒューリスティックに留めるのではなく、それをデータや論理によって検証し、ロジカルなシナリオに高めていく作業

（相場を理解するには）数字に対する感受性が必要

マーケットは全てが数字に還元される世界

不確実性、偶然性、確率論といったものは概念としては誰にもおなじみでしょうが、それが頭の中の抽象概念ではなく、実際に身についているかは別です

（トレードは）論理的に考えていく事か非常に大切

優れた投資家が負けを重ねて自信を失ったり、逆に劣った投資家がたまたま勝ち続けて高い評価を得ることもあり、それが投資の世界

リスクヘッジは全ての投資家にとって非常に大切な概念です

どんな投資家も、どんな投資スタイルも必ず何らかの癖を持っている

ランダムウォーク理論とはマーケットの成熟度が高ければ相場の変動はブラウン運動に従うという考え方です

自己防衛バイアスは時に、自分の見込みは悪くなかった、マーケットがおかしな動きをしたとマーケットのせいにします

人は損失が出る事を恐れてリスクをとりだがりません。リスクを嫌う人のほうが平均的な存在

新しい情報はすぐに価格に織り込まれてしまい、その次の価格変動は予想のつかない新しい情報によってのみ発生する

不確実性に支配されるマーケットにおいては負ける事自体が悪なのではありません。

負けた投資を冷静に振り返る事で貴重な経験を得る事も多い

マーケットは何が必然で、何が偶然かということがハッキリとは分からない

過去に起きた出来事を後付けの解釈でしか見ることができない

大きな失敗を避ける為には小さな失敗を許容しなくてはならない

短期的な成功は大胆な行動から生まれる

大きな損失を被る可能性と引き換えにすれば、勝率などいくらでも操作をすることができる。

だがそれは決して長期的な観点で成功をもたらすものとはならない

リスクというものは利益の可能性を放棄して、その元を絶たない限り、見た目を変えることはできても魔法のように消してしまうことはできない

人は自己正当化の欲求のせいで自分の失敗を認めることができず、一回一回の勝ち負けにこだわるあまり、勝率の高いやり方こそが良いやり方だと考える

相場の見通しが外れて失敗する可能性を常に意識して、慢心を戒めている本当の意味も不確実性に向き合うことで初めて理解できるようになる

（自分自身）自分の予測が外れることを常に想定しながら、リスクをコントロールして最悪の事態を避け、たまにやってくる大きなチャンスを逃さないように心掛けることを学ぶまでには、長い時間がかかった

全ての予測は不完全な仮説の一つに過ぎない

予測できないことに予測することで対処しようという考え方がそもそも間違っていると考えるべき

予測はいつも外れているのに、なぜ次の予測は当てられるはずだと思うのか

多くの人が納得しやすい、つまりコンセンサスが得やすい予測はとりわけ外れやすい

組織の考え方が一方向に傾いていると、それとは違う方向に事態が推移した時に柔軟な対応能力が奪われてしまう

ありとあらゆる手段を講じたうえで全力を尽くすのは、単純な精神論や努力万能論とは違う

抜本的な対策には痛みが伴う為、「今はまだそこまでやる必要はない」という意見が必ず出てくる

人は苦しい状況になればなるほど、リスクに鈍感になり、希望的観測にすがるようになる

計画にこだわって傷口を広げてしまう背景には、自己正当化も大きな役割を果たしている

計画には計画通りに事を運ぶことそのものが目的化するという性質が備わっている

成功を過大視しない。自分を過信しない。

そして予想外のことが起きることを想定し、予測が外れても破滅的な状況に陥らないように常に注意を怠らない

成功からは過度に学ぶべきではない。学ぶべきはむしろ失敗からである

過去の自分たちの成功は自分たちが思う以上に偶然やフィードバックによってもたらされたかもしれない

過去の強みが現在の弱みに変わっていく

過去に成功した者ほど、自分たちのやり方を過信して、新しい環境に適応するのが遅れる

人は苦境になればなるほど、気合に頼ろうとする傾向が強く現れる

心理的なゆとりや冷静さを失った時には長い進化の歴史によって積み重ねられた本能的な反応に頼ろうとして、様々な心理バイアスが強く出てくる

人は一旦、何かを判断したり行動したりすると、そうしていなかった場合には決して抱くことがなかったはずの理屈に囚われてしまう

人間はとにかく自分が間違っていたとか、失敗したとかいうことを絶対に認めたくない生き物

自信に満ちた人の方が大胆な行動を素早くとることができ、周囲にも影響力を持ちやすい

人は成功の要因を自分に求めたがる。

その成功が他人や偶然のおかげだとは思わない。

一方で失敗については自分以外にその要因を求めたがる

（人の進化の過程では）確率をあれこれ考えるよりも、因果関係を決めつけてパターン化した行動を瞬間的にとった方が有利なことが多かった

心理バイアスは人が長い進化の歴史を生き抜く中で培われてきたもの

周囲が皆同じ方向に間違え、自分もまた同じ方向に間違えているとしたら、その間違いに気づくことはとても難しい

合理的に思考する能力は、言語を獲得したヒトだけに備わっている特殊な能力

危機的な状況で何かを失敗すると、その失敗を取り返そうとして焦ってしまい、かえって失敗を重ねるようになってしまう

良いことが良いことを生むメカニズムは、人の心理に将来の大失敗の種を植え付けるものでもある

成功を収め、自信に凝り固まった人間はそのプロセスが反転しても今までのやり方に固執して、やがて起きる逆回転のフィードバックの中で致命的な失敗を犯す

フィードバックによる成功のメカニズムや、そこで偶然が果たしている役割の大きさを理解しないままに成功の連鎖を駆け上がると『全ては自分の才能と努力のおかげだ』という意識に囚われやすくなってしまう

自分に成功をもたらした積極的な投資戦略を簡単に切り替えることができない

将来を現在の延長線上に捉えがち

バブルはいつか必ず弾けるが、いつ弾けるかを予測することはできない

売りが売りを呼ぶプロセスが一旦始まると、それがどこで止まるかは分からない

ファンドマネージャーたちの平均的な運用成績は極めて凡庸なものである

凡庸（ぼんよう）…平凡で、特に優れたところのないこと

成功も失敗も、ある程度は確率的な現象である

（株の上昇など）後付けの解説がもてはやされるのは、人々が因果関係による説明を好むから

運と運命は全く異なるもの