三国志に関する名言集・格言集
諸葛亮
南蛮は多種、性は教ふるあたわず(南蛮は種類が多く、性質は教化に従わず、朋党を組むが、意見が合わなければ攻めあう)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
西戎の性、勇悍にして利を好む(西戎の性質は、勇敢で利を好み、あるときは城内にこもり、あるときは野外に出て戦い、兵糧は少ないが財貨は多く、従って人々は勇ましく戦うので、なかなか負けない)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
北狄は城郭無きに居り、水草を随逐す(北狄は城郭のないところに住み、水草のあるところを求めて移住する)
『マルチョン名言集・格言集』
作者不明(曹操の逸話)
曹操の噂をすると曹操が来る(曹操の神出鬼没さと曹操の張り巡らせた情報網の広さから曹操の悪口を言うとそれら全てが曹操の耳に入る)
『マルチョン名言集・格言集』
作者不明(名馬・赤兎馬)
人中の呂布、馬中の赤兎(今、天下の武人を挙げよと言われれば呂布。同じく天下の名馬は赤兎なり)
『マルチョン名言集・格言集』
曹髦
司馬昭の心は、道行く者も皆知っている(奴は私を廃しそのうち帝位を奪う気があるに違いない ー 野心のある者の心、野望は隠しているつもりでも隠しきれるものではない)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
先ず動きて後に用い、無刑に刑するは、此れ用兵の智なるものなり(もし難を易に変え、大事を小事にとどめ、常に機先を制し、厳刑によってよく治め実際に刑が用いられることがないようにできれば、これらは用兵の智といえるだろう)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
夫れ三軍の行は、必ず賓客有り(軍の編成においては必ず幕僚を用いて、得失を議論させ、将の参考として用いるべきである)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
古の善き将は、人を養うこと己が子を養うが如し(昔のよき将は、部下に接することまるで自分の子供に接するが如しであった)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
夫れ将は、人命の懸かる所なり(将とは、部下の命・勝敗の行方・軍の運命をその手に握っているものである)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
相勧むるに刑賞を以ってす、此れ必勝の徴なり(お互いに勇気を競いお互いに励ましあい、信賞必罰が行なわれそれを励みとしているのは、必ず勝つという徴候である)
『マルチョン名言集・格言集』
呂蒙
虎穴に入らずんば虎子を得ず(危険を冒さなければ成功を収めることはできない)
『マルチョン名言集・格言集』
呂蒙
士、別れて三日、即ち刮目して相待つべし(優れたものは僅かな時間で大きく成長する可能性があるので対峙した際は目を大きくして見よ ー よく観察せよ)
『マルチョン名言集・格言集』
郭図・審配
十なれば囲み、五なら攻める(敵の十倍の兵力を持つときは戦わず囲み、数が同等の時にはじめて戦え)
『マルチョン名言集・格言集』
作者不明(故事 諸葛亮・孟獲)
七縦七檎(七回捕まえて七回放す)
『マルチョン名言集・格言集』
作者不明(劉備・孫権が斬りつけた石)
恨石、十文字石(呉のお寺にあった石)
『マルチョン名言集・格言集』
虞翻
琥珀は腐芥を取らず(琥珀は腐朽した芥を寄せ付ない。それと同じく清廉潔白な人間は不正な品を受け付けない)
『マルチョン名言集・格言集』
魯粛
呉下の阿蒙(学問のない人・いつまでも進歩のない人)
『マルチョン名言集・格言集』
作者不明(劉備の話)
三顧の礼(地位ある人や目上の人が仕事を引き受けてもらうため、何度も足を運び礼を尽くし頼み込むこと)
『マルチョン名言集・格言集』
司馬懿
死せる孔明生ける仲達を走らす(死後も生きている人を恐れさせるほどの影響力を持つ人や物)
『マルチョン名言集・格言集』
劉備
水魚の交わり(深く離れがたい友情や交際)
『マルチョン名言集・格言集』
孔明
事を謀るは人に在り、事を成すには天に在り(作戦を考え、実行するまでは人間のすることだが、結果は天が決めることで人智の及ぶところではない)
『マルチョン名言集・格言集』
曹操
鶏肋(鶏の肋骨 ー 転じて役に立たないが捨てるには惜しいもの)
『マルチョン名言集・格言集』
劉備
兄弟は手足の如く妻子は衣服の如し(妻子はいつでも手に入る服のようなものだが、兄弟は手足と同じで失ったら二度と戻らない大切なもの)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮
危急存亡の秋(危険が迫り、生きるか死ぬかの瀬戸際)
『マルチョン名言集・格言集』
曹丕
画餅(絵に描いた餅 ー 意味の無いもの、無価値なもの)
『マルチョン名言集・格言集』
曹操
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(小人に大人の考えは理解できない)
『マルチョン名言集・格言集』
孔明
疎きは親しきを間てず(親密な間柄なものに部外者は口をださない)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮孔明
古の善き将は、人を養うこと己が子を養うが如し(良き将というのは、自身の子供に接するときのような親しみで部下に接するものだ)
『マルチョン名言集・格言集』
龐統士元
権変の時は、もとより一道のよく定むるところにあらざるなり(世の中が変化していく時代には、固定したひとつのやり方では対応できない)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮孔明
夫れ必勝の術、合変の形は、機に在るなり(そもそも必勝のカギや変化への対応は、ひとえに機(チャンス)をとらえるかにかかっている)
『マルチョン名言集・格言集』
郭嘉奉孝
兵は神速を尊ぶ(戦いでの用兵は迅速に事を行うことが大切)
『マルチョン名言集・格言集』
皇甫嵩義真
知者は時に後れず、勇者は決を留めず(知者は好機を逃さない。勇者は決断をためらわない)
『マルチョン名言集・格言集』
沮授
勝負は変化あり、詳らかにせざるべからず(勝負は常に変化するものだから、よく見定めなければならない)
『マルチョン名言集・格言集』
劉備玄徳
悪、小なるをもってこれをなすなかれ。善、小なるをもってこれをなさざるなかれ。ただ賢、ただ徳、よく人を服す(悪は、たとえわずかでも行ってはならぬ。善は、たとえわずかでも行われなければならぬ。人を動かすのは、おのれの賢明さと人格の二つであることを忘れるな)
『マルチョン名言集・格言集』
龐統士元
人の国を伐ちて、以て歓を為すは、仁者の兵にあらざるなり(他国を攻めて喜ぶは、仁者のとるべき態度ではない)
『マルチョン名言集・格言集』
荀彧文若
誠にその才あれば、弱といえども必ず強し(本当に才能を持っているのならば、たとえ今弱くてもきっと強くなるだろう)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮孔明
故に令は軽んずべからず、勢は通すべからず(命令は軽んじてはならず、権勢にまかせて無理を通してはならないのである)
『マルチョン名言集・格言集』
諸葛亮孔明
将帥、勇ならざるは、将なきに同じ(将帥が勇猛果敢でなければ、将帥がいないのと同じようなものだ)
『マルチョン名言集・格言集』
馬謖幼常
心を攻むるを上と為し、城を攻むるを下と為す。心もて戦うを上と為し、兵もて戦うを下と為す(戦の道は心を攻めるのが上策、城を攻めるのは下策。心の戦いこそ武器の戦いに勝る)
『マルチョン名言集・格言集』
孫権仲謀
その長ずる所を貴び、その短なる所を忘れる(部下の短所には目をつむり、長所を発揮できるようにして、人材育成する)