嫉妬に関する名言集・格言集
ドストエフスキー
利口な女と嫉妬深い女とは、おのおの異なった、まったく別個なものである。したがって、どんなに利口な女でも、同時に嫉妬深い女になることができる
『マルチョン名言集・格言集』
ドストエフスキー
恋の悩みや嫉妬はすべて退屈のなせるわざなのだ。惰性に押し潰されたのだ
『マルチョン名言集・格言集』
ドストエフスキー
感情は絶対的である。そのうちでも嫉妬はこの世で最も絶対的な感情である
『マルチョン名言集・格言集』
ソロモン
愛は強くして死のごとく、嫉妬は堅くして陰府にひとし
『マルチョン名言集・格言集』
バルザック
愛することから始めて反感にいたるときには、愛に戻ることはけっしてない
『マルチョン名言集・格言集』
アイスキュロス
嫉妬心を少しも持たず、友人の成功を喜ぶ強き性格の持主は皆無なり
『マルチョン名言集・格言集』
ゲイ
嫉妬深い女は、彼女の情熱が暗示するすべてのことを信じる
『マルチョン名言集・格言集』
ゲイ
嫉妬は称讃の一種だ
『マルチョン名言集・格言集』
シャルドンヌ
嫉妬は所有ということから来る悪癖である
『マルチョン名言集・格言集』
アミエル
嫉妬は利己心のいちばん情熱的な形式、自分を忘却し、自分を従属させることができない、専制的な気むずかしい虚栄心の強い自我の高揚である
『マルチョン名言集・格言集』
ヘロドトス
嫉妬は人間に生まれつき具われるものなり
『マルチョン名言集・格言集』
フランシス・べーコン
嫉妬はつねに他人との比較においてであり、比較のないところには嫉妬はない
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
嫉み心は友愛によって、コケットリは心の恋情によって壊される
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
われわれは、つねにわれわれを称讃する人たちを愛するが、われわれはわれわれが称讃する人たちを必ずしも愛しはしない
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
人は普通、賞賛されんがために褒める
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
自尊心は、あのようにわれわれに嫉妬心を吹き込むが、しばしばその嫉妬心を和らげる役もする
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
あまり利口でない人たちは、一般に自分のおよび得ない事柄についてはなんでもけなす
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
我々人間の嫉妬心というのは、我々が嫉妬する人達の幸福よりも、はるかに長く続くものである
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
嫉妬は憎悪よりも、和解がより困難である
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
丁度、媚態が真の愛によってくじかれるように、嫉妬は真の友情によってくじかれる
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
嫉妬を寄せつけないほど徹底した愛、というものも存在する
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
人は嫉妬するのを恥じるが、嫉妬したことがあるということや、嫉妬できることを誇りに思う
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
嫉妬深い妻を持つことは夫にとっては痛快である。彼は四六時中、その愛している女のことを聞いていられる
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
嫉妬は恋といっしよに生まれるが、恋が死んでも必ずしもいっしょに死にはしない
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ロシュフーコー
嫉妬のうちには愛よりも自愛のほうが多くひそんでいる
『マルチョン名言集・格言集』
吉田兼好
いかなる女なりとも、明暮れ添ひ見んにはいと心づきなく、憎かりなん
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ブリュイエール
競争心と嫉拓は、同じ技術、同じ才能、自分と同等の人々の間にしか存しない。すべての嫉妬にはなんらかの羨望がつきまとう。また、しばしばこの二つの情念は混じり合っている。一方、羨望はときには嫉妬からはっきり分離していることもある
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ブリュイエール
年がら年中嫉妬の種ばかりまいているような女たちは、少しもわれわれが焼餅をやいてやるに及ばないであろう
『マルチョン名言集・格言集』
ラ・ブリュイエール
嫉妬には体質が大いに関係する。嫉妬は必ずしも大きな熱情の証拠ではない
『マルチョン名言集・格言集』
阿都次郎
嫉妬とはなんであるか?それは他人の価値に対する憎悪を伴ふ羨望である
『マルチョン名言集・格言集』
トルストイ
嫉妬とは、愛の保証への要求である
『マルチョン名言集・格言集』
アウグスティヌス
嫉妬せざる者には恋愛はしえず
『マルチョン名言集・格言集』
ヒッピアス
嫉む者は他の人々に比べて二重に悪し。彼らは自己の不運に怒るのみならず、他人の幸福にも感情を害すればなり
『マルチョン名言集・格言集』
ローガウ
嫉む者は人を非難する前にまず好んで相手を称讃するのがつねである
『マルチョン名言集・格言集』
アンティステネス
妬み深き人は、錆によりて鉄がむしばまれるごとく、己れ自身の気質によりてむしばまれる
『マルチョン名言集・格言集』
竹田出雲
女は嫉妬に大事を漏らす
『マルチョン名言集・格言集』
萩原朔太郎
民衆の正義とは、富豪や、資産家や、貴族や、その他の幸福なものに対して、利己的な嫉妬を感ずることである
『マルチョン名言集・格言集』
萩原朔太郎
女に於ける嫉妬は愛の高雅な情操によるのでなく、実には猛獣の激情に類するところの、野蛮の本能によるのある
『マルチョン名言集・格言集』
ペリクレス
同じことをなしうると考える限界までは、他人の幸運をよしとして受け入れらるるも、この限界を越ゆる人は嫉妬され、疑惑の目を向けられる
『マルチョン名言集・格言集』
ポープ
卑しい心がその奴隷となって苦しむ嫉妬は、学問もあり、気性のすぐれた者にあっては競争心となる
『マルチョン名言集・格言集』
シャロン
他人の所有する幸福をくやむ心で、我々の心を甚しく蝕む。それは他人の幸福を裏返して、我々の不幸とする
『マルチョン名言集・格言集』
ショウペンハウエル
人間の嫉妬は、彼らがみずからいかに不幸に感じているかを告げるもので、彼らが他人の行為に絶えず注目しているのは、彼らみずからが退屈していることを示すものだ
『マルチョン名言集・格言集』
三木清
嫉妬をなくするために、自信を持てといはれる。だが自信は如何にして生ずるのであるか。自分で物を作ることによつて。嫉妬からは何物も作られない。人間は物を作ることによつて自己を作り、かくて個性になる。個性的な人間ほど嫉妬的でない。個性を離れて幸福が存在しないことはこの事実からも理解されるであらう
『マルチョン名言集・格言集』
三木清
嫉妬は自分よりも高い地位にある者、自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。だがその差異が絶対的でなく、自分も彼のやうになり得ると考へられることが必要である。全く異質的でなく、共通なものがなければならぬ。しかも嫉妬は、嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、むしろ彼を自分の位置に低めようとするのが普通である。嫉妬がより高いものを目指しているやうに見えるのは表面上のことである、それは本質的には平均的なものに向つているのである。この点、愛がその本性においてつねに高いものに憧れるのと異つている
『マルチョン名言集・格言集』
三木清
他人の幸福を嫉妬する者は、幸福を成功と同じに見ている場合が多い。幸福は各人のもの、人格的な、性質的なものであるが、成功は一般的なもの、量的に考へられ得るものである。だから成功は、その本性上、他人の嫉妬を伴ひ易い
『マルチョン名言集・格言集』
三木清
いかなる情念も愛と嫉妬ほど人間を苦しめない。なぜならば、他の情念はそれほど持続的ではないから
『マルチョン名言集・格言集』
三木清
人は自分の想像力で作り出したものに対して嫉妬する。…しかし嫉妬において想像力が働くのはその中に混入してゐるなんらかの愛に依つてである
『マルチョン名言集・格言集』
ダンテ
わが血は嫉妬のために湧きたり。われもし、人の幸福をみたらんには、汝はわれの憎しみの色に覆わるるをみたりしなるべし
『マルチョン名言集・格言集』
リヴィウス
なに人も己れ自身と同レベルの者に先を越さるるを好まず
『マルチョン名言集・格言集』
シラー
おお嫉妬よ!お前は細事の拡大したものである