森田正馬の名言集・格言集
森田正馬
人生は調和である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
感情は同一の感覚に慣れるに従って、鈍くなり不感となるものであり
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
宇宙の現象は全て、ただ発動力と制止力とが常に平衡状態にある時のみ、調和が保たれている
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
僕の療法は西洋の療法と言わず、民間療法と言わず、あらゆる療法に手を出して、やってみた結果、自然にできたもの
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
各々その人の病的傾向をも利用して、いたずらにこれを否定抑圧することなく、人の本然の能力を発揮させようとするものである
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
感情は新しい経験によって、これを体得し、その反復によって、ますます養成される
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
机上論で腹式呼吸でもやり、周囲のことも忘れて、心がひとつになった時が、仕事が最もできるというのは思想の間違いである。精神が四方八方に働いて、しかも現在の仕事の最も適切にできる状態を「無所往心」というかと思います。これがいわゆる悟りでありましょう
『マルチョン名言集・格言集』
森田療法の要点
森田正馬
我と周囲の境遇との間に、よく駆け引きのできるのが「不即不離」である。この我を否定したり、抑圧したり、折角得難い境遇を見捨てたりするところに、全く「不即不離」の働きができなくなるのである
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
感情はその衝動を満足すれば、急に静まり消失するものである
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
感情はそのままに放任し、またはその自然発動のままに従えば、その経過は山形の曲線をなし、一昇り一降りして、ついに消失するものである
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
心は周囲の事情の変化につれて、常に絶えず移り変わるもの
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
泣いてしまえば感情が放電されて、心が晴れて何ともなくなる
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
私はこの治療中に患者をして純な心、自己本来の性情、自分を欺かない心というものを知らせるように導く事を注意する
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
自分の療法は思想の矛盾を避け、全ての行動、思想を感じ、直観という事から出発させるように指導する
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
人を愛さねばならぬ、人を憎んではならぬという鋳型に自分を当てはめようとする時には、自分の自然の心と理想との間に葛藤が起こって、自ら努力と苦痛を感じ、かえってその人の欠点、悪い所が次第に目につくようになる
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
幸福というものは、各その個体の機能発揮すなわち努力であるから、努力はすなわち幸福であり、同時にこれが人生の目的である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
病は何の為に治すか。目的がなければならね。即ち薬なり催眠剤を用いるにしても、単にその容態を治すのみではなく、その人を治さねばならぬ。ここに人生観というものがなければならぬ
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
人間は自己の精神の活動を喜ぶ内部の自我が成長して大きくなるのを楽しみとする
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
自分で善人になろうとする理想主義は、わたしのいわゆる思想の矛盾で、反対の悪人になり、自分が悪人になれば、かえって善人になる
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
人もし各々その職業に興味を有して、工夫し、研究し、発展し、これを楽しんでいくならば、その仕事は常に遊び事である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
もし小さな事が気になり、大きな事が気にならなければ、それは思慮の足らぬ人のこと
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
私の教え方は患者の漠然たる抽象的の質問を黙殺して、それに答えず反問して、常に具体的に考えさせるようにする
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
一つひとつ考えて行けば、必ず行きつまるところへ行くものです
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
泥棒をすれば監獄に行く、食べ過ぎれば下痢をする。事実唯真。どうにも仕方がない。ただ事実に服従する、仕方がないから往生するというだけの事で強迫観念が治る
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
「嫌なものが好きになる」「不潔が平気になりたい」「人前で恥ずかしくないようになりたい」かく考えている間は、永久に強迫観念は当然不治である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
神経質が、種々の症状に悩むのは、その限りなき欲望に対する過渡期であり、終には悟りに達すべき迷妄の時期である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
「逃げようとする」か「踏みとどまる」かが、 治ると治らぬとの境である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
「死ぬのは恐ろしい。生きるのは苦しい」。言い換えれば、「死を恐れないで、人生の思うままの目的を楽々とし遂げたい」という事になる。これが神経質の特徴であって、無理にも、自然に反抗しようとする態度になり、死は当然恐ろしい
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
恐れるべきを恐れてはならないというのを「思想の矛盾」と言い、悪智といい、それは決して人間の心情の事実ではないのである
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
思想とは事実に対する説明である。事実に合致せざるものは空想である
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
感情はその刺激が継続して起こる時と、注意をこれに集注する時とに、ますます強くなるものである
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
精神的方面の事に関しては私は高等時代から大学時代にかけて、腹式呼吸もやった。
白隠禅師の内観法なども試みた。
大学卒業後も気合術や大霊道や、その奇跡的療法のようなものは何でも講演を聞いたり、あるいは実験したりした
『マルチョン名言集・格言集』
森田正馬
恨みや憤りや色々の欲望は全て人の本能である。人の生存上欠くことのできない事は食欲と同じである
『マルチョン名言集・格言集』
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