谷崎潤一郎の名言集・格言集
谷崎潤一郎
私の歯痛は今朝快方に向かいました(森田松子への恋文)
※松子は谷崎潤一郎の3人目で最後の妻、森田は旧姓
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
ぜんそくの発作の方は如何でいらっしゃいますか、お案じ申し上げます(森田松子への恋文)
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
私には崇拝する高貴の女性がなければ思うように創作ができないのでございます
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
自分の欲望を制すれば成功し、自分本位では失敗するということ。人間が言葉を使うと同時に、言葉も人間を使うことがある
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
だれしも離別は悲しいものにきまっている。それは相手が何者であろうとも、離別ということ自身のうちに悲しみがあるのである
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
女の顔は男の憎しみがかかればかかる程美しくなる
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
誰しも「怠け者」と言われて名誉に思う者はないが、年中あくせくと働く者を冷笑し、時には俗物扱いする考えは絶無ではない
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
名文とは、長く記憶に留まるような深い印象を与えるもの、何度も繰り返して読めば読むほど滋味のでるもの
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
他の一切を放擲して、全然助手を使わずに、自分一人だけでこの仕事に没頭し、殆ど文字通り「源氏に起き、源氏に寝る」という生活を続けた
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
いい宝石は泥土に投げ捨て、火の中へ燻べても固有の輝きを失わない
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
物と物のあいだにできる影にこそ、美がある
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
世間はただ私の作品をさへ見てくれればよいのであります、それが立派なものなら、私という個人に用はない訳であります
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
悲しい時には、桜の花の咲くのを見たって涙が出るんだ
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
文章のコツ、即ち人に「わからせる」ように書く秘訣は、文字や言葉で表現できることとできないことの限界を知り、その限界内に止まることが第一
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
たとへ神に見放されても私は私自身を信じる
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
我という人の心はただひとり、われより外に知る人はなし
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
今日までのわたしの経験では恋愛事件が起こりますと一向仕事ができなくなるのでござりますが、御寮人様のことを思いますと筆がいくらでも進むのは不思議でございます(森田松子への恋文)
※御寮人…中世以降用いられた、主に女性に対する敬称の一つ
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
御寮人様と私との今の世に珍しき伝奇的なる間柄を一つの美しい物語として後の世にまで伝えとうございます(森田松子への恋文)
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
筋の面白さは、言ひ換えれば物の組み立て方、構造の面白さ、建築的の美しさである
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
意地の悪い人間は、その意地悪さを発揮する相手がいないと寂しいに違いない
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
議論を吹っかける場合には、わざと隙間を拵えておくほうが良いんです。そうしないと敵が乗って来ないんです
『マルチョン名言集・格言集』
森田松子
毎日胡麻があればいいのにと思うのでございますが、山の小母さん最う持って参りませんか、それと小豆が欲しくございます。
先日蒸しパンにあんこを入れてみましたら、とても素晴らしい御饅頭ができました
『マルチョン名言集・格言集』
森田松子
平安神宮は八九日頃が見頃らしうございます
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
死ぬということは生きているより嫌なことです。けれども、喜んで死ぬことができれば、くだらなく生きているよりは幸福なことです
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎│『まるちょん名言集』
谷崎潤一郎
人は健康になろうと思ったら西洋流に強く明るく、積極的に生きることだ。食物であろうが、色欲であろうが、欲するままに精一杯貪ることだ
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
美は考えるものではない。一見して直に感ずる事の出来る、極めて簡単な手続きのものだ
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
恋愛は芸術である。血と肉とを以て作られる最高の芸術である
『マルチョン名言集・格言集』
谷崎潤一郎
どんな人間でも、大概一生に一度はその人間に相応した華々しい時期と云うものがある
『マルチョン名言集・格言集』
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