坂口安吾に関する名言集・格言集

sakagutia

坂口安吾(さかぐち あんご)
生年月日:1906年(明治39年)10月20日
出身:新潟県新潟市
小説家、評論家、随筆家
死去:1955年(昭和30年)2月17日)

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※個人名での名言は発言者を変更させていただいております。

坂口安吾

すぐれた魂ほど大きく悩む

+26
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり、脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる

+50
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う

+23
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

私は弱者よりも強者を選ぶ。積極的な生き方を選ぶ

+27
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

見たところのスマートさだけでは、真に美なる物とはなり得ない。すべては、実質の問題だ。美しさのための美しさは素直でなく、結局、本物の物ではないのである。要するに、空虚なのだ

+22
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

大体に於いて、極点の華麗さには妙な悲しみが付きまとう

+23
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

伝統とは何か? 国民性とは何か? 日本人には必然の性格があって、どうしても和服を発明し、それを着なければならないような決定的な要因があるのだろうか

+13
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

大げさすぎたのだ。限度。学問とは、限度の発見にあるのだよ

+18
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

時間というものを、無限と見ては、いけないのである。そんあ大げさな、子供の夢みたいなことを、本気に考えてはいけない。時間というものは、生まれてから、死ぬまでの間です

+56
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

文学者、もっと、ひどいのは、哲学者、笑わせるな。哲学。なにが、哲学だい。なんでもありゃあしないじゃないあか。思索ときやがる

+19
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

親がなくとも、子が育つ、ウソです。親があっても、子が育つんだ

+38
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

技術は理窟では習得しがたく、又律しがたいものである

+14
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

単なる写実は芸術とは為り難いものである。言葉には言葉の、音には音の、色には又色の、もっと純粋な領域があるはずである

+17
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

美しいもの、楽しいことを愛するのは人間の自然であり、ゼイタクや豪奢を愛し、成金は俗悪な大邸宅をつくって大いに成金趣味を発揮するが、それが万人の本性であって、毫も軽蔑すべきところはない

+27
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

悲しいかな、人間の実相はここにある。然り、実に悲しいかな、人間の実相はここにある

+17
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

他の発見のないところに真実の文化が有りうべき筈はない。自我の省察のないところに文化の有りうべき筈はない

+7
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

個人の自由がなければ、人生はゼロに等しい。何事も、人に押し付けてははならないのだ

+32
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

私は、闘う、という言葉が許されてよい場合は、ただ一つしかないと信じている。それは、自由の確立、の場合である。固より、自由にも限度がある。自由の確立と、正しい限界の発見のために、各々が各々の時代に於いて、努力と工夫を払わねばならないのだ。歴史的な全人類のためにではなく、生きつつある自分のために、又、自分と共に生きつつある他人のために

+24
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

元来、共産主義の如くに、理想を知って、現実を知らず、その自らの反現実性に批判精神の欠如せるものは、専制、ファッショの徒にほかならぬである

+11
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

いのちの代償が計算はずれの安値では信念に死んでも馬鹿な話で、人々は十銭の茄子を値切るのにヒステリイは起こさないのに、命の取引に限ってヒステリイを起こしてわけもなく破産を急ぐというは決して立派なことではないだろう

+8
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

中立だどというものは議会政治の邪魔者に過ぎない

+6
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

古いもの退屈なものは滅びるか生まれ変わるのが当然だ

+21
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

寺があって、後に、坊主があるのではなく、坊主があって、寺があるのだ。寺が無くとも、良寛は存在する。若し、我々に仏教が必要ならば、それは坊主が必要なので、寺が必要なのではないのである。京都や奈良の古い寺がみんな焼けても、日本の伝統じゃ微動もしない

+27
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

俗なる人は俗に、小なる人は小に、俗なるまま小なるままの各々の悲願を、まっとうに生きる姿がなつかしい

+9
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

問題は、伝統や貫禄ではなく、実質だ

+14
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

元々、愛玩用につくりあげられた存在に極まっているが、子供を条件にして子供の美徳がないのである。羞恥がなければ、子供はゼロだ。子供にして子供にあらざる以上、大小兼ねた中間的な色っぽさが有るかというと、それもない

+3
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

能の舞台を見たいとは思わない。もう我々には直接連絡しないような表現や歌い方を、退屈しながら、せめて一粒の砂金を待って辛抱するのが耐えられぬからだ

+9
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

見るからに醜悪で、てんで美しくはないのだが、人の悲願と結びつくとき、まっとうに胸をうつものがある

+10
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

要するに、生きることが全部だというより他ない

+14
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

日本に必要なのは制度や政治の確立よりも先ず自我の確立だ。

本当に愛したり欲したり悲しんだり憎しんだり、自分自身の偽らぬ本心を見つめ、魂の慟哭によく耳を傾けることが必要なだけだ。

自我の確立のないところに、真実の同義や義務や責任の自覚は生まれない

+21
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

政治が民衆を扱うとすれば文学は人間を扱う

+15
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

こんな女に誰がした、という無自覚、無責任な魂は、反抗などすべきではなく、どこまでも、こんな女にされていくのがよろしいのである

+11
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

自分の身体のどんな小さなもの、一本の髪の毛でも眉毛でも、僕らに分からぬ「いのち」が女の人には感じられるのではあるまいか

+8
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

熱狂的な信仰を以て次から次へ堂々と死んで行った夥しい殉教者達が、然し、僕には時に無益なヒステリイ的な饒舌のみを感じ、不快を覚えることがあったのだ

+10
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

女の人は秘密が多い。男が何の秘密も意識せず過ごしている同じ生活の中に、女の人は色々の微妙な秘密を見つけ出して生活しているものである

+8
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

中立だどというものは議会政治の邪魔者に過ぎない

+3
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

あらゆる自由が許された時に、人ははじめて自らの限定とその不自由さに気づくであろう。

+18
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

苦しめ、そして、苦しむのだ。それが人間の当然の生活なのだから

+29
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

政治が民衆を扱うとすれば文学は人間を扱う

+5
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

残虐なのは戦争自体であって、原子爆弾には限らない。戦争と切り離して原子爆弾一つの残虐性を云々するのが不思議ではないか

+26
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

魅力のない女は、これはもう、決定的に悪妻なのである

+10
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない

+8
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

プラトニック・ラブと称して、精神的恋愛を高尚だというのも妙だが、肉体は軽蔑しないほうがいい

+17
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

美しいものの真実の発芽は必死にまもり育てねばならぬ。私は戦争を最も呪う。だが、特攻隊を永遠に讃美する

+16
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

強制せられたる結果とは云え、凡人も亦かかる崇高な偉業を成就しうるということは、大きな希望ではないか。大いなる光ではないか

+6
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

他のためにいのちをすてる、戦争は凡人を駆って至極簡単に奇蹟を行わせた

+12
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

めいめいが各自の独自な、そして誠実な生活を求めることが人生の目的でなくて、他の何物が人生の目的だろうか。私はただ、私自身として生きたいだけだ

+10
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

絶望は、愚か者の結論である

+34
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

(他校へ転校する際に新潟中学校の机の蓋の裏側に掘った言葉)余は偉大なる落伍者となっていつの日か歴史の中によみがえるであろう

+12
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

職業というものは尊いものだ。なぜなら、そこにその人の一生が賭けられ、生活が賭けられているからだ。金銭もかけられている。だから尊いので、金銭のかからないものは尊くない

+16
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

無論ボクは宗教にも文学にも人生にも救いなんか求めてはいない

+10
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

精神などというものも、物質に換算できる限り、換算して精算した方が、各人に便利でもあり、清潔でもあるし、幸福でもあると考えている

+3
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

恋愛などは一時的なもので、何万人の女房を取り換えてみたって、絶対の恋人などというものがある筈のものではない。探してみたい人は探すがいいが、私にはそんな根気はない

+5
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

芸術は、自然に勝らなければならないものだ

+7
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

自然にまさろうとは、俗悪千万な。万人はそれを諦めるが、少数のミイラだけが諦めない。異様な願望だ

+4
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

自分よりもお堂の方が立派だということを、ミイラどもは告白しているのである。彼らは人を見下していたが、いつも人に負けていた。そして、ほかの人には造れない大きなお堂をつくらないと、安心できなかった

+4
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

私は、ねむるようにして、いつでも死ねる。ねむることと、死ぬこととが、もう実際にケジメが見えなくなってしまった

+10
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

すべて娯楽教養に類するものは、教養の不足に罪のあるのを忘れて、娯楽自体を禁止しようとする暴力的な弾圧を最もつつしむ必要がある

+3
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

美や芸術は、こんなところから、一番露骨な低いものから、地道に向上して、生れてくるものなのである。一応の手間が、かかるものだ

+4
『マルチョン名言集・格言集』

坂口安吾

法隆寺も、金色堂も、東照宮も、威勢を示してアッと云わせて、ついでにオサイセンもまきあげてやろうという料簡でできたもので、その時代に於ける最大なる俗悪精神の産物であった

+3
『マルチョン名言集・格言集』

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