遠藤周作に関する名言集・格言集
遠藤周作
小説家というのは幸福に対しても不幸に対しても、ある意味自由でいられるという事があるね
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
我々の世代はドラマティックな時代に生まれ育ったもんだね。多くの人の死とか、いろんなことを見てきたから、ちょっとやそっとの不幸なんて、あんまり不幸やなんて思わんようになってしもうた
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
何事にもプラス面とマイナス面がある
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間にはこの世に生きていくためには、他人に対する『けじめ』がある
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
自分の考えだけが何時も正しいと信じている者、自分の思想や行動が決して間違っていないと信じている者、そしてそのために周りへの影響や迷惑に気づかぬ者、そのために他人を不幸にしているのに一向に無頓着な者――それを善魔という
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
仕事とは誇りだ。誇りを失って儲けるのは己の仕事への尊重を失うことだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
戦後の日本人はいつの間にか、働くことと利を得ることを一緒にして利を得るためにだけ働くようになった。利がすべての目的に変わった。利のためにほかのものを多少は犠牲にしていいという風潮が社会を支配した
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
どんな母親でもわが子が悪いとは決して考えない。わが子を悪くしたのは別の人間のせいだと必死で思おうとする
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
不幸や苦痛はそれがどんな種類であれ、人間に孤独感を同時に与えるものだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
手を握られた者は自分の苦しみや痛みがこのつなぎ合わされた手を通して、相手に伝わっていくのを感じる。だれかが、自分の苦しみや痛みをわかち持とうとするのを感じる
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
拷問はそれ自身よりも、それを待っている時のほうが辛い
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人生はどんな外形をとっても本質は同じものなのである
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
自分の一番愛しているもの、自分が一番うつくしいものを汚すことに悦びを感ずるものはいない。悦びがあったとしてもそれは倒錯的な悦びである
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間の野心はあさましい。野心は人間をあさましくする
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
野望を達成するためには男は手をよごさねばらならぬ、時にはおのれのどうにもならぬ優しさを殺さねばならぬ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間の醜悪な欲望は尽きることがない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間、好奇心がなくなったらおしまいだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人は人の前を横切らずには生きていけない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間にとって一番辛いものは貧しさや病気ではなく、それら貧しさや病気が生む孤独と絶望のほうだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
小説家とは、絶えず自分を揺さぶりつつ書いていくものである
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
私が茶道で一番心を惹かれたのは「沈黙の声」を聴くということだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
信仰は競馬によく似ていると思うことがあります。ビギナーはよく穴を当てます。ところが馬のことを勉強し始めたら、当たらなくなります
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
私は、死というのは、この世界から新しい生命に入る通過儀礼だというふうに思っています。
通過儀礼ですから、それは試練であり、そして恐怖があり、苦しみが伴うのだと思います
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
愛の第1原則は「捨てぬこと」です。人生が愉快で楽しいなら、人生には愛はいりません。人生が辛く、みにくいからこそ、人生を捨てずにこれを生きようとするのが人生への愛です。だから自殺は愛の欠如だと言えます
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
生活と人生とは違う
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
神とは背中をそっと押してくれるような働きである
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
誰かを愛するということは、その人を「信じよう」とする意志にほかならない。もしくは信じる賭けをなすことにほかならない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間らしく生きるために七分は真面目人間、三分は不真面目人間で生活するのが「生きる智恵」と言うべきであろう
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
自分が弱虫であり、その弱さは芯の芯まで自分に付きまとっているのだ、という事実を認めることから、他人を見、社会を見、文学を読み、人生を考えることができる
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間生活にはムダなものがかなりあるが、そのムダなもののために情緒が生まれ、うるおいができ、人の心がなごむようなものがある
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
苦しいのは誰からも愛されぬことに耐えることよ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
病気はたしかに生活上の挫折であり失敗である。しかしそれは必ずしも人生上の挫折とは言えないのだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人生におけるすべての人間関係と同じように、我々は自分が選んだ者によって苦しまされたり、相手との対立で自分を少しずつ発見していくものだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
本で読むことと、それを生きることは別です
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
神はその人の信仰が魂の奥に根をおろすまで、陽にさらし雨をそそぎ、さまざまな人生過程をあたえられる
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人生の出来事の意味はその死の日まで誰にもわからない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
歯車であることは自分の意志を棄てることである
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
権力は肉体を奪えても自由は奪えない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
いかなる場合でも弱い人間は自己弁解をする
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
恨みと哀しみとは往々にして復讐の気持に変るものだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
一度、神とまじわった者は、神から逃げることはできぬ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
一人の人間の人生には決定的な転換が与えられる時期と、瞬間がある。それはある者には緩慢に訪れるが、別の者には突如としてやってくるのだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間にはどうしても動かせない運命というものがある。その運命の支配する限り、どんなに努力しても仕方がない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間には、どんなに努力しても成ることと成らぬことがある
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間には神の定めた運命があって、その運命にいくら抗っても無意味だということもわかった
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
神は人それぞれに十字架を背負わせたもうのだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
心をつくし神を信心すること肝要にござ候。この世にては、よろず変転きわまりなく、止まるものはひとつもなきものと存じ候ゆえ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間には生まれつき心の強いもの、勇気のあるものと、臆病で不器用なものとの二種類がある
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
孤独なんて気障な言葉は、大袈裟な連中だけが頭の良い所をみせるために深刻そうに呟くためのものだと思っていた
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
もともと怠け者の身には学問なども身につかない、人を押しのけてまで上に出ようという気力もない、毎日、毎日が平穏、無事で暮らせればそういう人生が自分にふさわしい
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人を殺すことは自分が死ぬと同じほどの恐怖感がある
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
敵も味方も自分らが正しいと思えばこそ戦が起るのだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
運命なんて、努力次第で変えられるんですよ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
苦しんでいる患者の身になってやるのが本当の医者というもんだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
病人の気持、その家族の気持がわからぬようなら、どんな医学者でも医者じゃあない
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
薬は学問の神聖のためにあるんじゃない。病人たちの苦しみを救い、病人たちの苦しみに少しでも希望を与えるために存在するんです
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
我々がいつまでたってもウロウロしているのは、チャンスがないためではなく、チャンスをうまく生かさぬためだろう
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間がもし孤独を楽しむ演技をしなければ、率直におのれの内面と向き合うならば、その心は必ず、ある存在を求めているのだ。愛に絶望した人間は愛を裏切らぬ存在を求め、自分の悲しみを理解してくれることに望みを失った者は、真の理解者を心のどこかで探しているのだ
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
人間の一生には一度はまたとない好機が来る
『マルチョン名言集・格言集』
遠藤周作
今の若い世代にもっとも欠けているのは「屈辱感に耐える」訓練である。この訓練が行われないで、そのまま社会から大人扱いにされると己のすること、為すことはすべて正しいと思うようになる
『マルチョン名言集・格言集』
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