フランツ・カフカに関する名言集・格言集
フランツ・カフカ
二人でいると、彼は一人のときよりも孤独を感じる。
誰かと二人でいると、相手が彼につかみかかり、彼はなすすべもない。
一人でいると、全人類が彼につかみかかりはするが、
その無数の腕がからまって、誰の手も彼には届かない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
僕には、いい成績をとりたいという気持ちがなかった。落第さえしなければ満足だった
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
浴場でのぼくの姿、裸のぼくぼ痩せていること。浴場では、ぼくはまるで孤児のように見えます
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
人間の根本的な弱さは、勝利を手にできないことではなく、せっかく手にした勝利を、活用しきれないことである
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
真実の道を進むためには、一本の綱の上を越えていかなければならない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
避けようとして後ずさりする、しかめっ面に、それでも照りつける光。それこそが真実だ。ほかにはない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ずいぶん遠くまで歩きました。五時間ほど、ひとりで。それでも孤独さが足りない。まったく人通りのない谷間なのですが、それでもさびしさが足りない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
とかく作品そのものは、底の知れない悪作です。その悪作である理由を一行ずつ証明してあげることもできます
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ぼくの病気は心の病気です
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
すべてお終いのように見えるときでも、まだまだ新しいカが湧き出てくる。それこそ、おまえが生きている証なのだ。もし、そういうカが湧いてこないなら、そのときは、すべてお終いだ。もうこれまで
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
どんな宗教によっても救われることはなかった。ぼくは終末である。それとも始まりであろうか
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ネガティブなものも、ポジティブと紙一重の、底の浅いものは身につけなかった
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ポジティブなものは、ほんのわずかでさえ身につけなかった
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ぼくは現代のネガティブな面を堀りあて、それを身につけてしまったのである
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ぼくは人生に必要な能力を、なにひとつ備えておらず、ただ人間的な弱みしか持っていない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ぼくは、ぼくの知っている最も痩せた男です。体力はないし、夜寝る前にいつもの軽い体操をすると、たいてい軽く心臓が痛み、腹の筋肉がぴくぴくします
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
人間というものは生来、風に舞う塵のようなものであって、本性においては軽佻浮薄なのである。一つの事に縛られるのを好まない。無理に縛り付けると、まもなく狂ったようにして縛めを揺さぶり出す。囲いや鎖、果ては当の自分までも空中高くはじきとばしかねない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
いつだったか足を骨折したことがある、生涯で最も美しい体験であった
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
目標があるのに、そこに至る道はない。道を進んでいると思っているが、実際には尻込みしているのだ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
誰でも、ありのままの相手を愛することはできる。しかし、ありのままの相手といっしょに生活することはできない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ぼくは父親になるという冒険に、決して旅立ってはならないでしょう
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ぼくは彼女なしで生きることはできない。……しかしぼくは……彼女とともに生きることもできないだろう
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
僕はひとりで部屋にいなければならない。床の上に寝ていればベッドから落ちることがないように、ひとりでいれば何事も起こらない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
将来にむかって歩くことは、僕にはできません。将来に向かってつまづくこと、これはできます。一番うまくできるのは、倒れたままでいることです
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
言い伝えは不可解なものを解き明かそうと努めるだろう。しかし真理を帯びて始まるものは、所詮は不可解なものとして終わらなくてはならないのだ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
僕は、自分を傷つけたり、刺したりするような本だけを読むべきではないかと思っている
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
人が通ったところに、道は出来る
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
生の瓦礫のうちからのみ自由が目覚め、かかる瓦礫のうちにのみ人間は生きることができる
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
人間を吟味せよ。疑う者には疑わせ、信じる者には信じさせよ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
なぜ、人間は血のつまったただの袋ではないのだろうか
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
歴史はたいてい役所仕事によって創作されるのです
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
結婚はしてもしなくても後悔するものである
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
天空は動いても、次なる未来を教えはしない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
人間のあらゆる過ちは、全て焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄をもっともらしく仕立ててみせる、性急な焦り
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
信頼が失われたならば、何を語っても意味がない
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
死ぬものは皆、生きている間に目的を持ち、だからこそあくせくして命をすり減らす
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
悪は善のことを知っているが善は悪のことを知らず
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
悪の最も効果的な誘惑手段の一つは闘争への誘いだ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ただ詩のみが、つねに、真理へと到る道だ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
恐れをもつことは不幸だ。それゆえに、勇気をもつことが幸せなのではなく、恐れをもたないことが幸せなのだ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
多くの書物には、自分自身の城内の未知の広間を開く、鍵のような働きがある
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
精神は支えであることをやめるときに、はじめて自由となる
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
誰もが真実を見ることができるとはいえない、しかし真実であることはできる
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
ある地点からは、もはや立ち帰ることはできない。その地点まで到達しなければならぬ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
青春が幸福なのは、美しいものを見る能力を備えているためです。美しいものを見る能力を保っていれば、人は決して老いぬものです
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
真実のない生というものはありえない。真実とは多分、生そのものであろう
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
書物は我々のうちなる凍った海のための斧なのだ
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
精神の世界以外には何も存在しないという事実、これが我々から希望を奪い取って、我々に確信を与える
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。すなわち短気と怠惰
『マルチョン名言集・格言集』
フランツ・カフカ
真の道は一本の網の上に通じている