登山 名言

人の身体は不思議でさ、登るのは簡単で下るのはなぜか難しくできてるんだよね。ってことはだ、人ってのはたぶん上向きとか前向きにできちゃってんだろうなって

登山において1プラス1は3，4になる。10人ならば15人、20人の力になるだろう。だが個人を高めるには、いつも他人を頼り、集団に頼っている精神状態からは何も生まれてこない

あきらめないこと。どんな事態に直面してもあきらめないこと。結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない

情熱さえあれば、努力さえすれば、山登りほど自分の夢をかなえてくれるスポーツはほかにはない

あきえるほど、歩みは遅かった。だが立ち止まらない限り、目的地は着実に近づいてくる。そう考えながら、次の一歩を踏み出した

ザイルで結ばれているのは、二人の心であって体ではない

登山のおもしろさと安全は、かならずしも両立しないのだ

山に登るというのは、あれは、自分の内部に眠っている鉱脈を捜しに行く行為なのかも知れない

山を登るという行為ははじめから無用、徒労の営為なのである

冒険は年齢には関係はない。冒険がない人生ほど無味乾燥なものはない

何も考えず、美しく偉大なものと対面しているこういう時間があるからこそ、私は終生山にあこがれ、山を愛しつづけるだろう

行為する人間を離れて客観的に存在する山が何物でありましょう

「安全な登攀」なんてありえない。ありうるのは「確実な登攀」である

未知の局面を経験を積んだ技術で切り抜ける。局面突破の後には心の高ぶりが起こる。この感動を体験する行為が、山登りだ

北壁には落ち着きと、冷静さが必要なのだ

山は決して征服するものではなく、尊敬と敬意をはらい、その巨大な、美しくも残酷な世界で、アルプニストが生きる喜びを享受させてもらうために登らせてもらうものなのだ

心が純化されていくような　おののくような気持。これがあるから人は山に登るのだ

山登りはどんな低い山でも、ある種の極限状態になり、人の本質を見せてくれる

山は、どんな人も対等に、やったことが、やっただけ自分にかえってくる

登山心得の一つ、嵐の日に出発せよ

富士山だけはただ平凡で大きい。結局その大きな包容性にかなわない

人々は整ったものにはすぐ注目するが、そうでないものには迂闊である。未登頂で終わったが登頂よりももっと楽しい思い出を持った山行きを、私はいくつも経験している

ソロとは、自分が、自分以上のものになる「自己実現」への過程である

山登りは自分自身を発見すること

北アルプスは、「満壮年期」の山脈なのであるのに対して、南アルプスはまだ老いを知らない「早壮年期」の山脈である

高山植物というのは、氷河期の遺存生物なんですね

純粋。なにものにも汚されない心。それを教えてくれたのが、この山であった。それこそが、自分がここに感じた神なのだ

登山は登頂がすべてではない。頂上に登れば、いやでも山を下りねばならない。麓にたどり着いて初めて、登山という一連の行為は完結するのだ

リーダーにすべてを任せきりにするのではなく、メンバーのひとりひとりが「おかしい」と思ったことがあったら、それをはっきり指摘することだ

山登りとは、若いころには家庭や仕事からの逃避を目的としたものであった。しかし今は違う

山登りのおもしろさとは、山のリスクを越えていくところですかね

気が狂いそうな単調さに耐え抜き、弱音を吐きたがる自分に打ち勝つ以外にない。進むこと、ひたすら前へ進むこと

人間の社会の五里霧中をさまようより、この大自然のガスの中の方が、私にとってはずっと身に合っているのだ。いやいや、この濃厚なガスの中でなら、私にも生き延びる道はあるのだ

決意だけでなく、まず横断の可能性を追求し、見定めなければならない。そのためには、南極の氷雪、氷河、クレバス、気象、地形など、南極のもつすべてを自分の肌で感じ、また、触れて、その準備をしなければならない。これが私のこれからの夢なのだ

南極がもつ特有の地理的条件、気象条件については、私は何も知らない。南極の氷点下五十度以下の気温は、私はまだ一度も体験したことがない

それがある一定のところまで進むと、もう引き返しのきかない状況までくるわけです。そこで初めて、先に進むことだけしか考えなくなるんです

出発するとすぐ、帰ることばかり考えるんですよね。毎日先に進みながら、いかにして先に進むかじゃなくて、いかにして引き返すかっていうことばかり考えてるんです

（探検家になるために必要な資質はなんですか？）臆病者であることです

朝起きたらオハヨウと大きな声で挨拶するパーティーは事故を起こさない

日本一なんてちょろい

アルパインクライミングは残置プロテクションがないのが前提で、残置があったらアルパインじゃないといっても過言ではないと思います。クラックの わきにボルトが打たれていたら、どんなにこだわってそれをプロテクションに使わないにしてもそれはアルパインクライミングじゃないとぼくは思います

何故山に登るのか。その問いに答えてはならない。とにかく登りに行け、とにかく登りに行け

俺の場合、人があれこれ登ったとか高グレードがどうのとかまったくといっていいほど興味がない。そんなことより次に自分が何をするかの方が大切なの

人間はそこに岩がある限り登る。そして発想は進化し、さらなる人間の冒険は続く

自分はとんでもないことをしてしまったに違いない

登山家は、山で死んではいけないような風潮があるが、山で死んでもよい人間もいる。そのうちの一人が、多分、僕だと思う。これは、僕に許された最高の贅沢かもしれない

ロシアンルーレットのようなボルトにアブミを掛けて一直線に登るのが楽しい人には、チェルノブイリにでも引っ越して欲しい

一歩を踏み出せるなら、もう一歩も踏み出せる

１０年ぶりに落ちた

今の私は生きていることを実感し、自らの人生の主人公であることを意識できる。ただ夢見る男から生きている存在へ、硬直化したアルピニズムの奴隷から自由になりおおせた瞬間であった

山は強くなってから楽しむもの

高いところから落ちる人間は惨めだ。しかし、高いところまで登れない人間はもっと惨めだ

苦しくても、苦しくない

ここはディズニーランドではないのだ

終わった山行はなるべく早く忘れるようにしている

嘘や偽りだらけの世の中で、これほど真実と向き合える世界はないだろう。

正しいものはあくまでも正しいし、 間違っているものはあくまでも間違っているのである

ふたりの登山者を結びつけるロープはクラシック・クライミングの本当のシンボルである。同じロープによって登ることで、 深い共感、信頼、友情が築きあげられる。このような感情がないなら、記録は無意味である

まだ凍傷になっちゃいないんだろう

僕は従来のヒマラヤ登山で成功した登山は不思議なことにBC出発後最終キャンプまで、ほとんど一睡もしないで登頂に向かった時だけだったよ！ゆっくりと余裕があって 登って行った時はほとんど失敗だったよ

ザックさん勘弁してください。岩場さん、ザイルさん勘弁してください。グランドジョラスさん許してください。 ぼくがここにいることが悪いんです・・・・・・