カルロスゴーンの名言集・格言集
カルロス・ゴーン
新規事業の開拓自体は悪いことではありません。問題なのは、よそ見をしていると本業での競争力が落ちるということです。これまで多角化を目指したメーカーは本業をおろそかにすることが多く、その結果としてことごとく痛い目に遭ってきました。私は付帯的な事業に手を広げても構わないと思います。しかし、そのためには本業に十分な力を注ぎ続けるということが大切です
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
もし、利益の追求が会社の基本的な目的となっていないのであれば、利益がもたらされるというのは偶然の結果でしかありません。利益を上げようと努力しないで、どうやって利益を得ることができるでしょう?魔法でも使わない限り、そんなことはできません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
経営における迅速さというのは、決定の迅速さではありません。行動の迅速さです。大切なのは、問題を発見してから、その問題が実質的に解決されるまでの速さなのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
企業にとって、働く人のやる気こそが最も価値のある資源である。彼らにそれがなければ、経営者は何もすることができない
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
失敗しない組織は存在しません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
リーダーとは一体何か。私の答えは一言に尽きます。「変革者」、すなわち現実を実際に変える人です。これは、政治でもビジネスでも社会でも同じことです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
どの変革にも抵抗は必ずありました。もし抵抗がなく、みんなが「いいね」と言うのなら、会社をストレッチさせて、より高いハードルを目指す変革になっていないということです。痛みがあるからこそ筋力がつくわけです。会社の抵抗も同じです。もちろん抵抗がありすぎるなら注意しなければいけませんが、目的地が分かっているなら、リーダーは妥協すべきではありません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
危機はリーダーの真価を問う最良の機会であり、危機を経験することでリーダーは大きく磨かれます
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
もちろん、経営者がビジョンを打ち出し、社員がそれに一生懸命応えても、うまくいかないことはあります。
すべて成功することは誰にもできませんからね。ただ、「失敗を隠すな。失敗を恐れるな」と社内には言っています。
失敗を率直に認め、教訓を引き出し、組織として迅速に対処していくことはリーダーの重要な資質です。
もちろん「言うは易く行うは難し」ですが
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
リーダーは、本社に隠れてはいけません。経営者は最も厳しい状況、すなわち危機の現場に自ら出向くのが基本です。リーダーが現場をサポートすることを示す必要があります
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
すべてをリーダーが支配し決めるような体制では、迅速さに欠けることになり、危機を乗り切ることは到底できません。短期と長期の処方菱を定めたら、現場に権限を委譲します
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
組織の内なる危機については、4つの具体的な対策があります。「ビジョンを策定すること」「明快な優先順位をつけること」「従業員に戦う価値があるビジョンだと納得してもらうこと」「ビジョンを実現するために厳しい決断を下すこと」です
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
危機的な状況にあっても、経営層が長期的な会社の存続に必要な決断を下すことを躊躇することが少なくありません。それはなぜか。厳しい決断というものは、短期的には非常に軋轢を生む、不都合なものだからです。その躊躇の背景を探ると、2つの理由があるように思います。まず、長期的な想定がない、つまり状況が理解できていない。そして、勇気がない。リーダーは、必要な時には勇気を持って闘わなければなりません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
長所短所を知り尽くし、どこに可能性があるかを指摘できるのは当事者だ。素材はすべてそこにある
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
長所短所を知り尽くし、どこに可能性があるかを指摘できるのは当事者だ。素材はすべてそこにある
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
モチベーションとは、命令や指示で生み出せないものである
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
リーダーの決断は、情緒に基づいてはならない。リーダーは人の心の機微に、しっかり対応しなければいけません。ですが、その判断においては、合理性と理論を優先させなければならない。結果を出すと思えばこそ、部下はついてきてくれるのですから
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
顧客は商品の品質や価格、機能が同等と思えば、お気に入りのブランドを第1の選択肢に挙げます。常にブランドが正しい方向に向かっているかどうか見ていなければいけません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
リーダーにとって、ブランドをしっかりと定義することは、社内の力を合わせるという意味でも極めて重要です。デザイナー、エンジニア、生産、物流、マーケティング、広報といった部門を1つにまとめ、一体感を生むことができるからです。1つのブランドを定義することで、ベクトルが同じ方向を向くのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
キャッシュ(現金)は血液と一緒。いくら健康な人間でも、血液がなければ生きられない
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
いつも失敗の口実を探す。これが日産の一番の敵だ
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
互いの相違点を認識して、その価値を認め合うこと。相手を尊重したうえで率直に語り、また相手の言うことに真摯に耳を傾けること。こうした方針はあまりにも単純で当たり前だと思われるかもしれませんが、従来の経営マニュアルに書いてあるかというと、必ずしもそうではありません。大切なのは自社の文化を維持しながら、同時に相手の文化を理解し、それに適応していくということです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
自分の周りの人が職業人として、また人間的にも成長するのを実感できること。これ以上のやりがいはありません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
とるべき施策、優先順位を決定したうえで、人々に権限委譲することは、リーダーの責任です。企業内の混乱は、リーダーシップの問題なのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
家族のいるところ、それが「ホーム」、つまり故郷です。波乱に満ちた道をたどった末に、私の家族はブラジルに落ち着いていました。そして、いまも。ですから、私にとってリオは世界で一番くつろげる街です。ブラジルは美しく魅力的な国です。広く豊かな自然、そして、あらゆる人種が共存しています。自分が自分でいることができるという感じがします
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
作業組織についてどんなに優れた意見を持っていたとしても、その意見が他人に伝わり、みんなに協力してもらえるのでなければ何の役にも立ちません。そのためには、コミュニケーションをきちんと取り、そうする理由とその方法を具体的に説明する必要があるのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
正直言って、日産がどうしてこうなってしまったのか、きちんと分析して説明できる人に、社内で一度も会ったことがありませんでした。何が問題なのか、重要な順番に仕分けしてみせてくれる人は一人もいませんでした。経営に関しては混とんそのものが日産を支配していました。会社に様々な問題が起こってくるのは、それが根本の原因であるわけです。経営が方向を見失っていたら、まだ業績が悪化していないとしても、遠からずそうなることは当たり前のことだからです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
収益のあがる会社にしたいなら、マネジャーには問題の核心を見抜く能力が不可欠である
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
企業のマネジメントに問題があるかどうかは、すぐに分かります。社員がどのくらい明確に、やるべきことや直面している状況を語れるか、観察すればいいのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
会社の変革とは思考方法の変革だ
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
私には溶け込もうという強い意志がありました。それまで、様々な国で生活し、まったく異なる文化を経験していましたが、どこにいた時にも、常にその国に同化したいと思っていました。どこに行っても、私は単なる旅行者でいようとは思いませんでした。入植者でもなければ、移民でもない。その国の人になろうとしたのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
会社の再建というものは、ある意味でエンジニアの仕事に似ています。あるいは、家を建てるのに似ているといってもいいかもしれません。つまり、そこには何を優先して、どんなやり方で、どの程度のレベルのものにするかといった発想が必要なのです。また、家を建てることの比喩でいえば、それと同じように基礎工事が必要ですし、スケジュールや予算の作成、そして、期限や価格についての取り決めもしておかなければなりません
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
(企業における)すべての問題には解決策がある。大事なのは社員を鼓舞することだ
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
抵抗の動きが出なかったということは、主として議論の進め方によるものだと思います。私は、これはこうなるべきだ!と言ったことは一度もありません。目標をしっかりと定めたうえで、そこに到達する方法については、私はいつでも喜んで議論に応じました。目標とスケジュールについては譲ることはできませんでしたが、実施方法に関しては、議論は非常に開かれていたのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
ヴィジョンというものは、別に理論的なものではなく、ただ方向性を示すだけのものでもかまわないのですが、ともかく、それをもとに、物事をはっきりさせ、単純化し、優先順位を与えてやって、みんなが合意するような計画を作ってやらなければならない
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
創造というものは、現実を直視することによってはじめて可能になるものだ
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
これまで私がやってきたすべてのことは、社員のモチベーションを高めることを念頭に置いてやったものです。その結果、社員たちはさまざまな事柄を通じて、みごとにモチベーションを取り戻しました。どうやったら人材を実りある形で活用していくことができるのか?私は常にそのことを考えながら、いろいろな方策を実行に移してきました
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
GEは数多くの落伍者を出しつつも、多くのリーダーを育成してきました。それは、同社が才能のある人を多く採用したからではありません。社員の力を伸ばしてきたからです。社員がやる気になるように仕向け、成功の手助けをすると同時に、失敗を受け入れてきたからです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
終身雇用と年功序列と同列に論じることはできません。私は、年功序列制度は企業の業績に悪影響を与えると思っています。しかし、終身雇用制度のほうは、働く人々に対して企業が誠意を示すという意味で、決して悪いことだとは思っていません。私たちは、なるべく終身雇用が実現できるよう努力していきたいと思います
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
お互いに自分のアイデンティティを守り、相手のアイデンティティを尊重する。それがあるからこそ提携は前進するのです。この点はお互い意識して努めていかなければなりません。企業のアイデンティティがなくなってしまったら、企業としての価値は損なわれ、社員のモチベーションは大幅に失われてしまうからです。会社にとって大切なことのひとつは、社員のモチベーションを維持して、会社に対する帰属意識を高めることです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
「安定」があるというのは幻想だ。そんなものは存在しない。周囲の環境は常に変化している。高いレベルを維持するには変化するしかない。変化は脅威ではなく、機会である
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
悲観論が行き過ぎている。世界有数の優れた労働力や社会資本を活用すれば、繁栄し続けることができる
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
何かを手に入れようと思ったら、まず望むことだ。目標をあまり低く設定すると、結局はそこまでしか行かない。十分な検討は必要だがその上でならば、高い目標を掲げることで、よりよい結果を得られる可能性がある
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
企業が困難に直面するのは、いつでもその企業自身に原因があります。もちろん経済環境も無関係ではありませんが、問題の根源は常に企業自身にあるのです。日産の業績が傾いたのは日本の景気後退のせいでも、競争相手が強すぎたからでもありません。その原因は社内にあったのです。企業を弱体化させる因子は、必ずといっていいほど内部の構造にあります
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
あの人(フランソワ・ミシュラン)のやり方は経営の本で学んだものではありません。どんなに若くても重要なポストに就けること、国籍を気にしないこと、理論よりも実践を重視すること、そういったことはすべてフランソワ・ミシュランの人間性と深く結びついているのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
会社に大きく貢献した人、普通に貢献した人、まったく貢献しなかった人を、ほぼ同等に扱うことが公平であるといえるでしょうか?私にはそうは思えません。株主にとっても、顧客にとっても、また社員にとってもそれでは不公平です。私は公平という概念を貢献度から見た形にシフトさせていきました
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
メーカーが生き延びられるか、また成長できるかは競争力にかかっています。競争力には4つの要素があって、第一はイノベーション(革新)。第二の要素はたゆみない品質の向上、つまり、クオリティの問題です。第三の要素はコストを抑えられるかどうか。第四の要素はあらゆる面で迅速でいられるかどうか、つまり、開発と生産の間をどうコントロールしてスピードアップしていくかです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
信頼されることほど大きなチャレンジはなく、その期待に応えることほど大きな満足はない
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
アイディアの良し悪しは、どのように実行するかによって決まると言っても過言ではない
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
経営に教科書は要らない。大切なのは人々の意見に耳を傾け、問題を見つけ出すこと
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
危機的状況にもひとつだけ良い面がある。人々がベストの力を発揮するということだ
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
経営について言えば、私は事実から出発して理論へと考えを進めますが、決してその逆はしません。これは鉄則です。まずは仕事がどう行われているのかをよく見て、それから解決策を考えるのです。理論を現実に当てはめるのではなく、あくまでもまず事実関係を調べ、人々の生の声を聞き、そうやって現状を把握したうえで理論を構築するのです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
自己満足に陥ることなく、道半ばで立ち止まることなく
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
自分がまだ若い場合、赴任して最初にすべきことは人間関係をつくり上げることです。部下の人たちと一緒に過ごすことによって、自分のことをわかってもらい、交流を深め、その管理職たちが直面している問題と、それをどうやって解決しようとしているか、そのやり方を知る必要があります。一番大切なのはチームを作ることです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
危機的状況のときこそ、人は最も成長します。そして、その人の本質が見えるものなんです
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
実行こそすべて。アイディアは課題克服の5%にすぎない
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
正しい答えでなく、正しい質問を見つけることを重要視しなさい
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
困難は避けるものではなく、解決するものである
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
最終的には大きな改革が必要とされる分野でも、最初のうちは少しずつ、小さなところから変えていきました。同じ改革を行うにも、節度をもって挑んだわけです。私たちの目的は、上手くいっていない部分をすべて変えることではありませんでした。重要な部分だけを変えることでした
『マルチョン名言集・格言集』
カルロス・ゴーン
信頼とは二つの柱の上に成り立っています。ひとつめは成果(パフォーマンス)です。成果が上がらなければ信頼されません。もう一つの柱は透明性です。成果が上がっていなくても、透明性があれば会社は信頼を得ることができます。何か問題があったら、それを明らかにして対応すること。何か過ちを犯したら、きちんと公表して対処すること。これが大切なのです