高村光太郎に関する名言集・格言集
高村光太郎
私は人から離れて孤独になりながら あなたを通じて再び人類の生きた気息に接します ヒユウマニテイの中に活躍します すべてから脱却してただあなたに向ふのです 深いとほい人類の泉に肌をひたすのです
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
おれは思ふ、人間が天然の一片であり得る事を。おれは感ずる、人間が無に等しい故に大である事を。ああ、おれは身ぶるひする、無に等しい事のたのもしさよ。無をさへ滅した必然の瀰漫よ
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
待つがいい、さうして第一の力を以て、そんな問に急ぐお前の弱さを滅ぼすがいい
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
母を思ひ出すとおれは愚にかへり、人生の底がぬけて怖いものがなくなる。どんな事があらうともみんな死んだ母が知つてるやうな気がする
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
愛する心のはちきれた時 あなたは私に会ひに来る
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
進歩は実に遅く不確かなものです。やがて出しぬけに其が啓かれます
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
いったん此世にあらわれた以上、美は決して滅びない
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
牛は自分の孤独をちゃんと知っている 牛は食べたものを又食べながら ぢっと淋しさをふんごたえ さらに深く、さらに大きい孤独の中にはいって行く
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
一生を棒に降りし男此処に眠る 彼は無価値に生きたり
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
詩を書かないでいると死にたくなる人だけ死を書くといいと思います
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
前後のわからないような、むつかしい考に悩んだりする事がある度に、小父さんはまず足の事を思ってみる。自分がほんとにしっかり立って、頭を上にあげているかしらと思ってみる
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
牛は急ぐ事をしない 牛は力いっぱいに地面を頼って行く 自分を載せてゐる自然の力を信じきって行く ひと足、ひと足、牛は自分の道を味はって行く
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
牛はのろのろと歩く どこまでも歩く 自然に身を任して 遅れても、先になっても 自分の道を自分で行く
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
道端のがれきの中から黄金を拾い出すというよりも、むしろがれきそのものが黄金の仮装であったことを見破る者は詩人である
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
重いものをみんなすてると、風のように歩けそうです
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
新郎と新婦と手をとりて立てり 汝等は愛に燃え、情欲に燃え 絶大の自然と共に猛進せよ
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
私はあなたの愛に値しないと思ふけれど あなたの愛は一切を無視して私をつつむ
『マルチョン名言集・格言集』
高村光太郎
女が付属品を棄てるとどうしてこんなにも美しくなるのだろうか