阿南惟幾の名言集・格言集
阿南惟幾
戦え、諦めるな、くじけたら負けだ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
軍人は政治に関与すべからずという軍人勅諭の精神が軽んじている
※勅諭(ちょくゆ)…明治憲法下で、天皇が直接下した告諭
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
明治帝には乃木将軍が至高の忠節を尽くした。
今上帝に対しても新しい乃木将軍が出現する。
その次の天皇にも、また新しい乃木将軍が現れて仕える。
これが日本なのだ。乃木将軍は永遠なのだ
※乃木将軍… 乃木希典。陸軍軍人。日露戦争における指揮や、明治天皇を慕い、あとを追い殉死したことは国際的にも著名。最終階級は陸軍大将
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
責任を問われると辞職して身をかわす大臣が、しばしばいた。
だが私はそんなことはしない。
責任問題になったら逃げずに腹を切って陛下にお詫びするつもりだ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
軍人が政治に関わるなんて、思い上がりも甚だしい
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
宮中におればこそ、剣道に精進するのです。我々は陛下の一番近くにいる護衛兵なのだから
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
オレは裏街道を歩く運命なのだな。日露戦争の時は士官学校、大戦の時は陸大、大震災の時は樺太だ。生命がけで働こうにも場所が与えられないよ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
死ぬのはオレ一人でいい。死んではならんぞ。戦は終わった
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾(遺書)
一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル
昭和二十年八月十四日夜
陸軍大臣 阿南惟幾 花押
神州不滅ヲ確信シヽ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾の遺書(自決)
阿南惟幾
無条件降伏では国体を守れない
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
アメリカ軍は生命至上主義である。我々はそこへつけ込めば勝てる
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
(東条陸相との衝突を経験し)次官職はもう懲り懲りだ
※東条陸相… 東条英機、陸軍軍人、政治家。階級は陸軍大将。栄典は従二位勲一等功二級
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
守れば足らず、攻むれば即ち余あり
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
攻勢に出るのだ。攻撃精神のない軍隊に勝利はない
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
戦闘序列の乱れは、上層部の統帥観念の混乱の現れだ。全く何をやっているのか
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
陛下が親任された総理を殺した大罪が寛形で済むなどということになれば、動機さえ純粋なら何をやってもいいことになる
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
出発準備命令はすぐに下達せよ。具申書は明日、書き直して打電するのだ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
単に陛下の思し召しに忠実であれば良いというものではない
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
反乱罪はただの殺人罪ではない。国家の崩壊につながる大罪だぞ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
師団長の心は諸土とともにある。諸土のご健闘と武運長久を祈る
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
このまま引っ込んではおれぬ。絶対にホランジアを奪還するぞ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
負けはせね、本土決戦なら絶対に勝てる。一億特攻の覚悟で突き進めば良いのだ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
乃木将軍の人格高潔なことは、私も尊敬しております。
忠誠心には圧倒されます。しかし将軍は戦争は必ずしも上手ではなかった
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
共産主義にも長所は数々あると思う。しかし、致命的な短所がある。いや、短所などという生易しい言葉では足りない。致命な悪だ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
功を急ぐあまり、敵に弱みを見せることのないように注意するべきです
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
死を唯一の戦闘手段とする部隊を、軍令をもって正式に編成することは統帥の道に反する。
生還の道を断って特攻隊員を死地に追いやるのは、隊員と皇軍精神の冒涜というものだ。
他に道がないとはいえ、特攻はあくまで非常手段と解するべきだ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
(明治天皇崩御をうけて)乃木さんは自決なさるぞ。究極のご奉公は冥界で陛下のお供をすることだ。すぐにあとを追われるだろう
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
阿部大将には正直言って失望しました、内政、外交とも不徹底です。
いま大将を支えて選挙を戦うと、内閣に対する国民の不満が軍に向けられることになります
※阿部信行内閣総理大臣在職期間…1939年8月~1940年1月
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
とんでもない、彼は陸軍の至宝です。あの天才を活用しなくてどうするのですか
※彼…石原莞爾、陸軍軍人で柳条湖事件や満州事変を起こした首謀者。二・二六事件では反乱軍の鎮圧に貢献
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
参謀総長は陸軍中将以上の階級の者であることを要します。
いかに皇族であっても、この規定を曲げるわけにはいきません
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
日本は陛下が独裁しておられる。しかも独裁の弊害を避ける為に、憲法を制定し、万機公論に決する方法をとってこられた。
東条はこのことをどう考えているのか。
彼は僭越の誤謬をおかし、軍の上層部には結構な人材がいるのに、自分を絶対と思っている
※誤謬(ごびゅう)…間違えること、間違い
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
和平の実現に異議はない。だが降伏には不同意だ。日本軍は負けてはおらぬ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
米英との和平条件は戦争の現実を踏まえて考えなければならない。
日本はまだ広大な敵の領土を占領している。
これに反して敵は日本領土のごく一部に足をかけただけである。
日本は負けていないのだ。敗れたから和平を提議するという姿勢は排すべきである
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
大陸にいる三十個師団のうち、一個ぐらいは公明正大な戦をする師団があっても良かろう
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
(乃木希典)将軍、ありがとうございます。阿南惟幾は精進して、立派な軍人になります
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阿南惟幾
(毎朝、剣道の素振りをしていることについて)好きでやっているのではない。陛下のおそばにいる護衛兵の務めだ
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阿南惟幾
(畑俊六陸相に対して)陛下の信任厚い閣下に辞職をお願いするなど、あってはならぬことなのです。
だが、米内閣を退場させるには他に方法がありません。ヨーロッパ情勢の変化により、今は海軍の省部も同盟締結を望んでおります
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阿南惟幾
(乃木将軍に対して)常時軍服を身につけておられるのは、そのお覚悟のせいもあるのですね。いつ戦死されても恥ずかしくないように身なりを整えておられる
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阿南惟幾
今、司令官を更迭したら、全軍の士気にかかわります。
まして乃木将軍は全将兵に慕われている人格者なのですから
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阿南惟幾
陛下は国際世論を重視しておられる。金融や貿易で、我が国が英米に大きく依存しているのをご存知なのだ。参謀本部の将校などよりも、ずっとよく勉強しておられる
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阿南惟幾
毒ガスは装備の不十分な我が軍には必要な兵器だからな。
だから国際法違反は違反だ。何とかこれ以上、日本軍の評判を落とさない方法はないか
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阿南惟幾
(1944年、アメリカ軍との戦い)叩いても叩いても敵の物量は無限大だな、海から軍艦が湧き出るようだ
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阿南惟幾
(阿部総理に対して)今は戦時です。解散、総選挙で政治に空白をつくる余裕はないというのが結論なのです
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阿南惟幾
(阿部総理に対して)強引に解散なさるのも一つの道ですが、林将軍の轍を踏むのは目に見えています。ここは潔く身を引かれて、軍人全体の評価を高めて頂くのが最良と私は考えます
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
(ポツダム)宣言文を発表するなら、反論も併記するべきだ。国民の戦意が低下する
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阿南惟幾
乃木大将は名将だ
『マルチョン名言集・格言集』
阿南惟幾
火事場ドロは良くない、イタリアは世界の信用を失って、長い目で見ればマイナスになる。真似るべきではない
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