利根川進に関する名言集・格言集
利根川進
Artificial Intelligenceの世界には、2045年問題というのがあって、あと30年もするとコンピューターは人間よりも高度な感情を持つようになると言われている
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
若ければ若い分だけ変化しやすくて、年を取ってくるとPlasticity(可塑性)は失われていくんだよね。だから、小さいうちから多言語の刺激を入れてあげたほうが、習得は早い
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
脳は、Plasticity(可塑性)といって、学習や経験を通じて脳のProportionが変化するという特徴がある。モノリンガルとバイリンガル、マルチリンガルではこのPlasticityのおかげで脳の形が変わってくる
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
(英語の勉強法)一番いいのは、薄いのでもいいから本を読むことじゃないかな
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
サイエンスの世界ではもう英語なしでは、研究もできないでしょう。僕のところにもたまにアラビア語とかでメールがくるけど、何書いてあるかわからないから、当然返信しないよね
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
日本はムラ社会だから、この人が何をしたかという実績よりも、どこにいるのかで人が評価される。そうすると「東大の教授になる」ということがゴールになっちゃう
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
MITを見ていても、日本の学部生は1学年に1人くらいしかいない。本当に少ない
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
(サンディエゴについて)図書館なんかも24時間開いていて、自分の机もそこにあっていつでも勉強できる。ご飯なんかもカフェテリアがあって、ローストビーフでもチキンの丸焼きでもなんでもある。当時はまだ日本の食生活は貧しかったから、地上のパラダイスのようだった
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
自分がやりたいことが、アメリカに来ないと出来なかった。日本で研究をしたくても、分子生物学っていう分野はアメリカでしかやってなかった
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
差別はどこにでもある。AmericanがNon-Americanを差別したり、ユダヤ人がNon-ユダヤ人を差別したり。性別による差別。卒業大学による差別。別に日本人だからって特別差別されるわけではない
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
(生化学の分野から、脳科学の分野へと研究分野を変えた理由について)結局、常に自分が興味が持てることをやりたかったから、変えただけのことだ。それからノーベル賞までもらって上り詰めてしまい、だんだん追求することが少なくなっていき、面白くなくなってきた。別に失うものなんかなかったんだよね。新しい分野に行ったほうが、ずっと得られることが大きいと思ったんだ
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
(英語が)通じなければ何度も言えばいいことだし、通じなくても構わない相手なら通じなくてもいいし、そうでなければ通じないで困るのは相手じゃないか
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
私は、いつも『世界一の生化学者になってやる』と考えていて、それを実現することに忙しかった。あまり文化の違いとか、つまらないことを考えている暇はなかった
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
カルチャーショックになるのは、ちゃんと目的をもっていないからじゃないのか。目的があれば、日々その目的をどうやって達成するか、ということに忙しいはずから、カルチャーショックなんて考えている暇はないと思う
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
理研BSIのセンター長として、どうしたら優れたPIを海外から日本に呼べるか、絶えず腐心しています。国際舞台における論文成果競争で日本がより大きな存在感を示すことを願っているからです
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
日本の大学ではいまだに学部や学科の壁が、学際的な脳研究の推進を阻む壁になっています。日本が世界の脳研究の先頭に立とうとするなら変革が必要です
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
理研BSIでは世界のトップの研究者を積極的にリクルートしてきました。BSIはPIがよりリスクの高い研究にも取り組めるよう、PI自身が獲得する外部競争的資金以外に資金を提供しています。最近の厳しい研究資金状況においては、大きな魅力となっているのではないかと思います
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
日本は研究室主催者(PI)に海外からの人材を迎え、国際化に努めています
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
できるだけ生体を傷つけない非侵襲的な治療法を開発することが求められています。このためには神経科学者、技術者や物理学者による異分野間の協力が欠かせませんが、近年の脳科学の進歩を考慮すれば、今から20~30年のうちに非侵襲的で特定の脳領域だけをターゲットにする治療法が実現するでしょう
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
脳深部刺激による治療法を確立するためには、まず特定の脳疾患にかかわる脳の領域や神経回路がどこなのか、モデル動物を用いて詳細に調べることが必要でしょう。それによって実際の患者において、対応する脳領域に狙いを定めることが可能になります
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
回復させるべき脳の領域にターゲットを絞った精神・神経疾患の治療法を可能にする二つの研究領域があります。幹細胞移植と脳深部刺激です
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
科学者として、私たちは研究成果がどう応用されるかについて敏感になり、倫理の一線を越えないようにしなければなりません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
科学者が脳機能の研究のために開発した技術でも、医療関係者は、疾患治療への応用を望むかもしれません。ほかにも人間の認知操作に利用できるかを考える方々がいるかもしれません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
私たちが新たに開発する技術がもたらす利益と、それが誤用される可能性について、政治家や議員はもちろん、一般の人々とも対話を積極的に進める必要があります
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
われわれ科学者は、自分たちの成果がどういう結果につながる可能性があるのか、もっと高い意識を持たなければなりません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
新しい技術の発展には、それが誤用される危険性もついて回ります
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
神経・精神疾患の治療法はまちがいなく進歩すると私はみています。しかし研究計画でしばしば説明されているような短いタイムスケールでは達成できないでしょう
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
理研BSIセンター長として、私は脳科学における基礎科学の重要性をずっと説いてきました
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
アルツハイマー病の新薬開発に関する研究は受け入れられやすい。しかし、まず健康な脳がどのように働いているかを理解した上で、アルツハイマー病のような神経疾患脳で起きている問題を理解しなければ、新薬の開発にはつながりません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
BRAINイニシアチブは脳科学を第一線で牽引してきた研究者たちが、その立案の段階から積極的に関わってきました。研究者たちは、研究対象とすべき領域、現時点で適応できる手法や技術、プロジェクト全体の目標などについて、ワークショップなどの場で議論を重ねてきたのです
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
私はBRAINイニシアチブを強く支持しています。このプロジェクトがヒトの脳の機能地図作成に向けた特別な研究資金によって支えられているからだけではなく、具体的にどのような研究を行うべきかの決定権が、研究者にゆだねられているからです
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
ヒトの脳内にある個々のニューロンの活動を計測できるような脳イメージング技術が開発されれば、それらの神経活動がどのように認知や行動につながるのか解明できるはずです。こうした先進技術は、新たな脳の謎を解き明かすだけでなく、これまで解決できなかった数々の疑問に、より具体的で精密な方法で再び光を当てることができるでしょう
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
MRIをはじめとする現在のイメージング技術は、神経回路の構造や経路と脳機能をリンクさせる程度の解像度であり、今がまさに革新的な脳イメージング技術を生み出す時機にあると私は考えます
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
分子生物学や細胞生物学によって、感情、認知、行動などの生理現象を説明できるレベルに到達しなければなりません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
現在の脳科学は、複雑な脳ネットワーク内に存在する特定の回路の機能を、ようやく理解し始めた段階にあります
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
意識、創造力、数学、言語といった我われ人間だけがもつ能力を解明する必要があります
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
ヒトの脳のはたらきを理解するには、モデル動物で解明される脳の基本プロセスが、ヒトの認識や行動へどう結びつくかを理解しなければなりません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
神経科学はまだ歴史が浅く、脳、特にヒトの脳がどのように機能しているかについては、まだほとんどわかっていません
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
人間が科学を進めている原動力は、人間の好奇心にあり、それを爆発的に推し進める原動力にある
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
大切なことは問題を見つける能力、それを諦めずに解決する能力、それ自体を楽しめる能力、そして、柔軟性
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
サイエンスというのはカバーしている領域が広くて深いから、こまかいことをほじくり出したら研究対象なんていくらでもあるわけです。だけどその大半は、そういったらいい過ぎかもしれないけれど、どうでもいいことなんですね。だけど、大半の学者は、何が本質的に重要で何が重要でないかの見分けがつかないから、どうでもいいことを追いかけて一生を終っているわけです
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
よく科学者にはオリジナリティがなければいけないというでしょう。もちろんその通りです。ところがこのオリジナリティの意味を取り違えている人がいるのです。大切なのは、オリジナルでかつ重要度が高いことをやることです。人がやってないことなら何でもオリジナルで、だから研究する価値があると主張するのは間違いだと思いますね
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
やっぱり各論より根本的な原理を探求する研究をしたいと思わなければ本当のサイエンティストとはいえませんよ。ところが現実には、各論の中でもとりわけどうでもいいようなことをやってる人が多すぎるんです
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
日本の大学院というのは学生を教育しない。科学者として本格的に研究していくための基礎的訓練をきちんと系統的に受けていないわけです。だから科学研究の本当の基礎が欠けた研究者ができてしまう。日本の基礎科学が弱い原因はこのあたりにある。(アメリカでは)だいたい大学院生を一人前の研究者として認めていない。徹底的に訓練する
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
よく言うことなんだけど、非常に楽観的な人がサイエンスに向いていると思うのです。色々難しいことがあっても簡単に滅入らない人、諦めない人
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
何かを発見するということは、努力の積み重ねでできるというものじゃないんです。結局は、運とセンス
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
科学者の研究なんてね、大部分、間違ったことをやってるんです
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
選択するということは優先度をつけることであり、エネルギーの分散を極力避けることである
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
20世紀の生物学の主要な進展は、遺伝や免疫、細胞増殖など、肉体に関する発見だったといえるでしょう。そこで発見された原理は、人間だけでなく全ての動物に当てはまります。しかし、人間の心についての研究は非常に遅れていました
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
何をやるかより、何をやらないかが大切だ
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
捨てることが、熱意を生み出す
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
人生にとってもっとも大切なのは、重要なこと意外は切り捨てること。プライオリティ(優先順位)の決め方をあやまると、限りある時間と労力を無駄にすることになる
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
一人の科学者の一生の研究時間なんてごく限られている。研究テーマなんてごまんとある。ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでたら、本当に大切なことをやる暇がない内に一生が終ってしまう
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
親が充実した人生を送っていれば、子どもはそれを見て育つ
『マルチョン名言集・格言集』
利根川進
自分を本当に納得させることができれば、人を納得させることは簡単である