桃井かおり 名言

若い肌のあなたに今、ACTION、と叫びたい

20代のあの頃、いつかはSK-Ⅱって思ってた。油断してたのね

生きてるうまみは、生きたやつにしか教えてあげられない

こないだ、古いワニほど柄が良いって言葉を作ったんですけど。シワは柄だと思わなきゃ。シミは水玉だと思っちゃってください。ってことなのよね

部屋が汚い女は絶対キレイになれない

役者は “自前の顔” をもってる奴の勝ちだと思うんですけど

“才能” って隠せないですよね

わたし、人の物にしか興味なくなっちゃたのよね

今、何をやるか。これから何をやれるか。何に面白がれるか。それしか素敵じゃないでしょ

着物って最初はうまく着れなくても、毎日着ているうちに、着慣れてきて、着こなして、粋に着崩すでしょう？ 人もさ、毎日生きてるうちに、生き慣れて、生きこなしていって、そして長生きして今度は「生き崩す」んだと思うのよ。長生きってこじゃれていると思うのよ

これまでの人生で最大の買い物は、それは自分自身でしょ。私が動くとお金がかかる

今私がこの肌でいられること、それが理由のすべて

星だって落ちたら石ころ

忘れたいことは、忘れないこと

本気なら、早く始めたほうがいい

映画監督をして、初めて人に頭を下げられるようになりました

20代の頃は外見だって、イケテなかったと思うのよ。顔つきがきれいになってきたのは30代半ばからで、精神的にスッキリしてたから。ボディラインなんて50代の今がいちばんいい感じよ

いつか起こるかもしれないことを予知して、それに対処する体になっていると楽ですよ

思い出は輝いて見えるけど、自分が幸せだということをその場で実感することは難しい

生きるということは日常の繰り返しなんだけど、日常を見つめてみると美しいもの、素晴らしいものがたくさんある。たとえば、台所のホースとか、冷蔵庫の中とか

元気な “細胞” のそばにいたいですね。生き物としては

20代？ ああ、二度と戻りたくない時代だわね。ピンヒールにケリーバッグ、カルティエなんか身に着けて、今よりも大人っぽかったかも。でも内心は、早く何者かになろうともがいて暑苦しくって、お気の毒だよね。「早くこっちにおいで」って思うわ

肌や体型には美意識が出るのよ。努力をした40、50代の女性だけが手に入れられる女性らしい美しさがあるんだから

歳を取るって、面白いんだから！若い子を恨んで嫉妬してる場合じゃないのよ。もっと年上の素敵な女性たちを見て！あわててはダメよ

あたしの肌は、生来の丈夫さと化粧品のおかげなんだけどさ。整形しなくてこの状態なら、まあ偉いなって自分でも思うワケよ

安全な方向は、先に見えてしまうから行ってもつまんない。勇気はいるけど、新しいことにチャレンジすれば、新しい自分に会えるじゃない。いつだってあたしは、新しい自分に会いたいんだから

アフリカに行ったら大変だろうな、インドに行ったら下痢するだろうなって思って行かない人より、下痢だってあるけどさ、行く人のほうがいいと思うのさ。行かないと行くとじゃ、味覚が違っちゃうみたいなこと、あるわけじゃない

理性というバイアスをかけてモノを見るような目を、あたしは持ちたくないのね。あたしはこうだとか、あなたはこうだとかいうのも、決めたくないもの

みなさんが私のことを、「女に憧れられる女の代表格」みたいに呼んでくださるけど、それって逆に「男に好かれない代表」でもあるってことでしょ

50歳くらいになると、何も持ってない人はいない。なんかいい生き物になるのよ

監督を経験したので、監督が何を求めているかわかるから無駄がなくなってきたし。いい俳優よ、今の桃井は

L.A.に住んでるじゃない。ハリウッドっていえば聞こえはいいけど、場所的には、江ノ島みたいなとこよ

「BAKAYAROーーーー!!!!!」ってアルファベットで叫びたい感じよ

19歳のときから働いているから、小金はあるのよ。もう、働かなくても老後の生活は困んないくらい

50歳過ぎてからって、思ったよりもずっと面白いわけ。ごめんね～。悪いけど、このままいくと老後はもっと幸せになれそうなのよ

人ってさ、人と関わることによって、変色する生き物なんですよ。ただ変化するんじゃなくて、相手の色と混ざって、違う色になるの。「混ざる」っていいよね

私、ずっと背伸びしてたんですよ。処女だった頃から “5～6人は知ってます” って顔して、ずっと “桃井かおり” をプロデュースしてきたのよ

20代の頃は、“タバスコ” や “唐辛子” みたいに、ひと癖もふた癖もある役が多かった。30代、“ごはん” のような普通の役を演じるようになったけど、私の中にある毒を発散させれなくて

嫌われて許されてまた好かれて…一巡したから “ピンチはチャンス” なんですよ

コンプレックスがひとつでも克服できたら“私ってステキ” と自分を抱きしめてみる

自分の身の丈を知ったら、次はシワを増やす番。焦ることはあっても、限界を感じる必要はないのよ

自分の直感に頼りつつも、用心深く、勇気はどんどん出すべきじゃない

ときどき冷や汗かくんですよ。寝ているとき。起きたら女優じゃなかったという、あれは夢だったんだという。あり得るでしょ？ 女優であるなんてことは奇跡に近いことだからさ

生きているうちに自分の才能を使い切りたいじゃない “加齢なる女” としては

その瞬間、瞬間にいろんな物事に反応して、生きているうちに自分のなかにあるすべての才能を使い切りたい。女であることも含めて

昔の私は、才能ある男を見つけると恋したくなったけど、今は一緒に芸術をつくりたいと思うようになってる

俳優として演じている私の感情は、あなただけに向けて胸をパッと見せてる感じなの、だから「あぁ、そういうおっぱいね」っていう目つきでしか見ていないのは許せないわ。見ている責任があると思うのよ

普段すごく役を私仕様にいじくるんですが、英語セリフだといじれないので、とても素直な演技ができる

図に乗った私の人生で、妄想にも入っていなかったこと。信じるのに時間がかかりました。すごくうれしいな。50歳から活気づいてる私を、誰かが見ていてくれたのね

もっと忙しくて突っ走ってやる！古い蛇ほど柄がいい

幸せって感じは、自分だけがみえなくて、他人にしか見えない変なものだね

今まで私の中になかった好きなもの、美しいものが、食べたいものが、綺麗なものが、またひとつ増えれば、またまた、やりたいことや好きな人が増えて、そして出かけて行く勇気がまたまた、こうして体力をつけていく。生き物は、こうして生き生きと生きるものなのです

欲望は戦力です

日本での経験をもったまま、“新人” に戻ったおかげで、想像を超えたところにいますね。60代になってみたら、もう怖いものがない。どんどんやってみる、なんでもできちゃう感じです

最近は海外の若手監督たちと仕事してるんです。昨年はシンガポールで撮影、今年初め、ラトビアの監督とロスで、今はイギリス人監督とロンドン。急遽ラストシーンをスイスで撮ることになったので、これから行くし、その後はメキシコです。…想像を超えたところにいますね

日本では「桃井かおり」という癖の強い役で生きてきちゃったから、アジア人というだけで素材としての価値があるのが笑えます

50代半ばで日本を抜け出したのは、とてもいいタイミングだったと思います

この年齢になったら、もう一人生あってもいいし、そろそろ休んでもいいのに、日本にいるとつい、仕事をしようという気になっちゃうでしょ

120まで長生きしそうな私としては、まだ時間ありますし

ただ60代の間は、体力も気力もあるんで監督として作品も創っていきたいという思いもあります。女優をやっているより、監督のほうがもっと自由な時がありますし